このプロジェクトについて

日本全国、海岸線の最果てに屹立し、圧倒的なスケールで広がる大海原と、寄せては返す波の音に合わせて、孤高の美しさを醸し出す灯台について想いを馳せると、海と日本、海と地域とのつながりが見えてきます。

灯台は、今から150年前、日本の海上安全の拠点として、日本中に建設されました。灯台の建築には、日本人だけではなく、招聘された外国人技師たちの尽力も大きく、開国後、日本が国際社会の一員として、海を隔てた世界に乗り出すためのシンボリックな事業でもありました。

そして、建設されたそれぞれの灯台には、灯台守が派遣され、彼らの尽力のもと、これまで人知れず、多くの人命を守ってきました。いま、船の安全技術も進化し、多くの灯台が無人化していく中、地域の海洋資源としての灯台の魅力を、どのように多くの人たちに伝えていくかが課題です。

「絶景」という言葉にみる、圧倒的な景観美から紡がれるランドスケープ。また、それぞれの地域では、海の難所であるとともに、豊かな漁業資源の恩恵に根差した独特の海の文化を有しています。

そういった、さまざまな視点から、灯台を通じた地域の海の魅力を掘り下げ、海と灯台に想いを馳せる人たちを増やしていきたいと考えています。

"灯台へ行こう!"

その言葉を合言葉に、灯台の新しい海洋文化価値を創造し、その魅力を伝えていく。それが「全国灯台文化価値創造プロジェクト」です。