「恋する灯台」認定表敬訪問レポート④【鹿児島県指宿市 薩摩長崎鼻灯台】

2018/09/06

2018年に「恋する灯台」認定された11箇所の一つ、鹿児島県指宿市「薩摩長崎鼻灯台」。9月4日、日本ロマンチスト協会会長 波房克典が表敬訪問を行いました。今年4回目の表敬訪問です。豊留悦男市長のもとに出向き、認定証を贈呈しました。   この日は「2018年最強の台風が列島を襲う」と言われていた日で、これまで一度も雨天に見舞われなかった表敬訪問も、ついに夏の嵐に巻き込まれたか!?と懸念されたものの。   「ロマンチスト協会会長は、ロマンスの力で心の雨を吹き飛ばし、晴れやかな心をもたせらせることが最低条件です。だから当然ハレ男です」   という言葉どおり、台風の影響も途切れ、晴天に恵まれました。     この薩摩長崎鼻灯台は薩摩半島最南端に位置し、竜宮伝説のある長崎鼻という岬の先端に立っています。 しかも余すことなく太平洋が臨めるため、最高の『最果て感』です。   海が太陽に照らし出され、キラキラと光の道ができています。また、岬から海を臨むちょうど右手に「薩摩富士」として名高い「開聞岳」がそびえ立ち、本当に富士山を思わせる造形美で息をのむ美しさ!   竜宮神社から灯台に至る小道は、最果てにある竜宮へ向かう道程のようで、灯台と合わせた一大パノラマは、雄大さと壮麗さを兼ね備えた1枚の絵としての完成度の高さを見せています。 この壮大な海の中で、こじんまりとした灯台のフォルムが愛らしいことといったら筆舌に尽くしがたいものがあります。灯台から先は、火山岩がゴツゴツする天然のジオラマ。まさに世界の果てに続いているかのようです。   またこの地域はウミガメの産卵地でもあることからも、浦島太郎の物語はとてもしっくりくるものがあります。物語性、最果て感、これぞ、恋する灯台!と呼ぶにふさわしい世界観の表現です。   薩摩長崎鼻灯台の認定理由も「薩摩半島最南端の長崎鼻にある灯台。岬からは「薩摩富士」と呼ばれる開聞岳を望み、晴れた日には洋上に浮かぶ屋久島や硫黄島が見える。青い海と空、山が一面に広がる景色は雄大だ。また、海亀の産卵地でもある岬は、浦島太郎が竜宮へ旅立ったと伝えられる「竜宮鼻」の別名を持ち、乙姫伝説にふさわしく、円形の大きな庇をまとった灯台は優雅な女性を連想させる。縁結びの竜宮神社もあり、時を超える「愛の卵」が生まれそうだ。」というもの。まさにこのロケーションならではです。   そして、この灯台の近辺には恋愛コンテンツが多いことでも知られています。貝殻で浦島に願掛けをしたり、本州最果ての駅・西大山駅の黄色いポスト、引き潮のときだけ姿をあらわし、離島に渡れる「ちりりんロード」、砂風呂、ハートの合わせ貝・・・。実に多様で、魅力的な恋愛コンテンツに溢れており、恋する灯台に相応しいロケーションです。   ぜひ、灯台と合わせて、ぜひ巡って欲しいと思います。   また表敬訪問に日本ロマンチスト協会会長の波房が訪れてからというもの、地元のメディア、テレビ局2局と新聞社1社が、朝からずっと密着取材。 さらに指宿市役所を表敬訪問すれば、熱烈な歓迎っぷりです。 市長、副市長と地元の海の魅力や灯台の魅力についての談義を通して、「恋する灯台のまちとして、熱量たかく、盛り上げてくれるはず!」という感触を波房は得ることができました。   日本ロマンチスト協会としても、恋する灯台の発展をさらに期待しております!