全国の灯台を擬人化!「燈の守り人」プロジェクトスタート
2020/10/31このほど「燈の守り⼈」製作委員会が組成され、全国の灯台を擬⼈化するプロジェクト「燈の守り⼈」がスタート。あわせて第1弾として樫野埼灯台(和歌⼭県串本町)、経ヶ岬灯台(京都府京丹後市)、⾓島灯台(⼭⼝県下関市)の3体の「燈の守り⼈」キャラクターを公開されました。
⽇本での⻄洋式灯台の歴史は浅く、明治維新以降に最初の1基が観⾳崎(神奈川県三浦半島)に建設され、現在では3,000基をこえる灯台が運⽤されています。しかしGPSやレーダーの普及に伴い各地でその役⽬を終えつつあり、廃⽌予定となった灯台は地元⾃治体などの存続希望によって宿泊施設への改築ほかさまざまな運⽤案が⽣み出されています。
樫野埼灯台(和歌山県東牟婁郡串本町)/声:岸尾だいすけ
この「燈の守り⼈」プロジェクトは、各地の灯台を擬⼈化することにより、これまでの灯台ファンは勿論のこと、さらに広い層にその魅⼒を届けることで現地への集客を⽣み出し、地域創⽣につなげようとする試みです。
今後は”灯台の海洋文化価値の磨き上げ“と、”多様な利活用モデルを創り出す“ことを目的とする日本財団「海と灯台プロジェクト」や、日本財団と海上保安庁との共催で実施される「海と灯台ウィーク」(11月1日~8日)と連携し、地方自治体や各地のリアルな灯台との連携を強化。
経ヶ岬灯台(京都府京丹後市)/声:緑川光
また、⼤学・専⾨学校との産学連携プロジェクトとして、大阪成蹊大学の監修のもと、該当大学や専門学校でのキャラクターイラスト製作も実施。これにより、学業の傍ら商業でのプロジェクトに参加する経験、そして採用されれば実際に自身の製作したイラストが全国の灯台で使用されるという機会を生むことに。
そして灯台擬⼈化キャラクターによるボイスドラマ「幻想夜話」動画が毎⽉配信される予定となっており、第1弾~3弾の動画では声優の岸尾だいすけ(樫野埼灯台)、緑川光(経ヶ岬灯台)、置鮎龍太郎(⾓島灯台)がキャスティングされました。
角島灯台(山口県下関市)/CV:置鮎龍太郎
将来的にはアニメ・ゲーム化を視野に、出演声優によるイベントなど様々なメディアミックス展開も視野に入れているという「燈の守りびと」プロジェクト。灯台の新たな魅力を伝える、日本初の取り組みに注目していきましょう。
・公式サイト: https://www.akarinomoribito.com/
・公式Twitter:https://twitter.com/akarinomoribito
(c) 燈の守り人製作委員会