地元愛で実現した魅惑の「影絵ライトアップ」【愛知県美浜町 野間埼灯台】

2018/09/25

以前このブログでもご紹介した愛知県の野間埼灯台。7月から9月にかけてライトアップが行われましたが、その日程中、9月1日(土)と2日(日)の2日間、普段とは違ったひときわ美しいライトアップが観覧客を沸かせました。 5方向からLED照明によって影絵風の絵柄を映し出す「デジタル影絵プロジェクション」。東京や大阪を拠点に照明器具の製造・販売や空間プロデュースを行っている「シャッフル株式会社」が独自に開発したものです。 この会社の代表を務める安井睦寛さんが美浜町の出身で、この夏帰省した時にたまたまライトアップのポスターを見かけ、企画を行った地元のまちおこし団体「美浜まちラボ」に提案を行って実現したコラボレーションです。 実施にあたっては、美浜町の海や特産のミカン、花畑などをイメージしたオリジナルの絵柄を用意。デジタル技術で作成した影絵版を用い、鮮やかな色彩と影がくっきり映える美しい影絵が灯台全体に投影されました。BGMに合わせて絵柄を点滅させるなどの演出も行ったそうです。 2日間で約600名の人々がこの珍しいライトアップを見に訪れ、「きれいですね」「とても良かった」など、大好評だったそうです。 今回は事後のご紹介となりましたが、美浜まちラボの担当者は「できれば来年もやりたい」と意気込みを聞かせてくれました。期待しましょう。 土地の名物を灯台に映し出すという演出は、他の灯台にも参考になりそう。いろんな灯台で、こうした素敵なライトアップが増えるといいですね。