国内屈指の急潮海域の安全を守る「来島海峡海上交通センター」一般公開

2025/06/20

来島海峡の安全な航行を支える『来島海峡海上交通センター』(愛媛県今治市)が、2025年7月6日(日)に一般公開されます。

瀬戸内海のほぼ中央にある来島海峡は、潮の流れが最大10ノット(秒速約5m)にも達する国内屈指の危険な海域で、鳴門海峡、関門海峡と並んで日本三大強潮流と呼ばれています。

周囲には多くの島があって見通しが悪く、航路の幅も狭いため、非常に航行が難しいエリアですが、九州方面と東京・大阪方面を結ぶ主要な航路となっており、一日平均500隻の船舶が通過します。

同センターは、この難所を航行する船舶を24時間体制でリアルタイムに監視し、航路内の船に対する管制業務を行っているほか、気象や潮流、他の船の動きや工事作業など、安全航行に必要な情報を通行船舶に提供し、周辺に立つ数多くの灯台と共に船の安全を見守っています。

今回の一般公開では、普段見ることのできない3階の運用室から始まり、4階屋上、さらにタワー頂部まで見学が可能とのこと。実際に運用管制官の仕事を体験できる機会も設けられています。

【開催概要】

日時:2025年7月6日(日)9:00~16:00

場所:来島海峡海上交通センター(今治市湊町2-5-100)

内容:センター見学(3階運用室 → 4階屋上 → タワー頂部)、運用管制官体験など

【注意事項】

庁舎内の昇降は全て階段です。

駐車場は乗用車約20台分です。

小学生以下の方はタワー頂部の見学に保護者同伴が必要です。

平均風速が10m/sを超える場合、タワー頂部の見学は中止されます。

写真提供:来島海峡海上交通センター

リンク:来島海峡海上交通センター
https://www6.kaiho.mlit.go.jp/kurushima/