横須賀美術館で「谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展 海と灯台」スタート
2025/07/29
観音埼灯台から約1km離れた横須賀美術館「谷内六郎館」で、「令和7年度第2期 谷内六郎 〈週刊新潮 表紙絵〉展 海と灯台」が7月19日(土)からスタートしました。
谷内六郎は、1921(大正10)年、東京生まれ。1955(昭和30)年に第一回文藝春秋漫画賞を受賞し、翌1956(昭和31)年の『週刊新潮』創刊時から表紙絵を担当。以来、1981(昭 和56)年に59歳でこの世を去るまでの25年間で、1335枚の表紙絵を描きました。
生前の彼は、家族と共にたびたび観音崎を訪れ、1975(昭和50)年には観音崎公園近くにアトリエを構えました。表紙絵にも、観音埼灯台をしばしば描いています。
そうした縁から、1998年に遺族から『週刊新潮』の表紙原画約1300点をはじめとする膨大な数の作品や関連資料が横須賀市に寄贈され、2007年に横須賀美術館・谷内六郎館が開館したという経緯があります。
谷内六郎館では年間で作品を入れ替えてテーマ展示を開いており、今回スタートした「海と灯台」は、今年度2期目のテーマ展示。1300点以上の表紙絵の中から、灯台が描かれた表紙絵20点、および海が描かれた表紙絵から30点を選んで展示しています。
「令和7年度第2期 谷内六郎〈週刊新潮 表紙絵〉展 海と灯台」
会期 2025年11月3日 (月)まで
時間 10:00~18:00
観覧料 一般380円、高校生・大学生・65歳以上280円、中学生以下無料
休館日 8月4日(月)、 9月1日(月)、 10月6日(月)
無料観覧日:11月3日(文化の日)
公式情報 https://www.yokosuka-moa.jp/archive/exhibition/2025/20250719-935.html
横須賀美術館と観音埼灯台は、徒歩17分。美術館で作品を鑑賞してから、実際の灯台に会いに行く。あるいは、灯台で風と景色を感じてから、谷内六郎がそれをどう絵に描いたかを探る。どちらもおすすめです。この夏、絵と現実がつながる体験を、横須賀美術館と観音埼灯台で味わってみてはいかがでしょうか。
リンク
横須賀美術館
https://www.yokosuka-moa.jp/index.html