「禄剛埼灯台」は煙が似合うミステリアスな存在!『燈の守り人』キャラクター表敬訪問【石川県珠洲市 禄剛埼灯台】

2022/01/24

2021年11月24日(水)、石川県珠洲市役所にて、「燈の守り人」製作委員会の柴田英知プロデューサーが同市の泉谷満寿裕市長のもとを表敬訪問。全国の灯台をキャラクター化するオリジナル・エンターテインメント『燈(あかり)の守り人』でキャラクター化された同市の「禄剛埼灯台」の等身大パネルが市へ贈呈されました。

古くは北前船が往来した日本海の要所・能登半島の最先端に立つ「禄剛埼灯台」。通称「狼煙(のろし)の灯台」とも呼ばれ、海から昇る朝日と、海に沈む夕陽が見られる稀有な場所です。海抜50mの断崖絶壁に佇み、崖下の海食棚「千畳敷」の美しい眺めが堪能できる絶景スポットとしても知られ、日本海の荒々しい波の外浦と、静かな波の内浦、2つの表情が楽しめるのも観光ポイントです。

今回の「禄剛埼灯台」のキャラクターは、「おこじょ」がデザインを担当。「マクロス7」熱気バサラ役、「Fate」シリーズのランサー役などで活躍の声優・神奈延年さんがキャラクターボイス(CV)を務められている、煙を漂わす独特な雰囲気が味として醸し出される守り人。彼がぶっきらぼうながら優しい語り口で、「禄剛埼灯台」と能登半島の歴史を語るボイスドラマ「幻想夜話」、さらに神奈さんのナレーションで灯台を紹介する音声ガイドも2021年12月に公開されました。

キャラクターの着想について柴田プロデューサーは今回の場で「珠洲の狼煙文化から着想しミステリアスな愛煙家」であると説明。「禄剛埼灯台は、設計者が明確では無いなど謎が多い灯台ですので、キャラクターもミステリアスに」という意図が込められているとのことで「市民の皆さまにも”彼の謎”について一緒に追って楽しんでいただければ嬉しい。キャラクターの声を聴きながら禄剛埼灯台を訪れてもらえたら」とメッセージを寄せました。

こうした謎を秘めた魅力的なキャラクターについて、泉谷市長は「禄剛埼灯台は珠洲市の観光のシンボルで歴史もあり形が美しいのが魅力。擬人化キャラクターでさらに魅力が増すと思っています。このキャラクターで灯台ファンが増えて、多くの人が来てくれたら嬉しいです」とコメント。また「禄剛埼灯台を多くの人に知ってもらえるよう、工夫して取り組みたい」という思いも明かしました。

禄剛埼灯台の立つ珠洲市は能登半島の自然が魅力であるほか、平安末期~室町後期に生産・流通した「珠洲焼」を再興させたり、3年に1度開催される祭典「奥能登国際芸術祭」で話題を集めるなど、文化・芸術に関する取り組みや催しにも積極的な地域。気軽に観光が楽しめる時期が訪れたら、ぜひそんな多様な楽しみが待つ能登へ訪れ、「禄剛埼灯台」の魅力にも触れてもらえたらと思います。