「艫作埼灯台」は不老ふ死温泉のように人を癒す存在!『燈の守り人』キャラクター表敬訪問【青森県深浦町 艫作埼灯台】

2022/03/29

全国の灯台の魅力を掘り下げ、オリジナルストーリー作成の下キャラクター化するエンターテインメント「燈の守り人」。全国灯台文化価値創造フォーラムは同プロジェクトと連携し、灯台の新たな歴史・文化価値を創出する活動を推進しています。今回はその活動から、2021年11月10日(水)、新たにキャラクター化された「艫作埼灯台」が建つ青森県西津軽郡深浦町で行われた表敬訪問&キャラクターの贈呈式の模様をお届けします。

白神山地を仰ぐ青森県深浦町の海岸線に建つ艫作埼灯台。68mの高さは日本海北部の灯台では最大級。青森県北部の龍飛岬と秋田県男鹿半島の入道崎の中間に位置し、漁船や南北を航行する船を広範囲に見守っています。

今回、守り人としてキャラクター化された「艫作埼灯台」は、原案デザインを「理科」さんが担当。1941年(昭和16年)9月15日に就任し、身長は184㎝。好物は地元の特産品のふかうら雪人参、声優の荒井聡太さんがキャラクターボイスを担当しています。

キャラクター贈呈式では、深浦町の吉田満町長を、「燈の守り人」製作委員会の柴田英知プロデューサーが表敬訪問。吉田町長は「円覚寺というお寺に『竜灯杉』という杉があり、荒れた海のなか北前船で来た方が竜灯杉がピカッと光る姿を目印にしてきたという歴史があります。荒れた海の真っ暗な中で灯りがともるというのは、そこを目指していく希望の灯火であり、時代を超えてキャラクターを灯りの象徴として作っていただいたというのは非常に嬉しいです」と伝承を交えて喜びをコメントしました。

一方、柴田プロデューサーは地元の「黄金崎不老ふ死温泉」を引き合いに「『不老ふ死』という単語や薬効の高さなどからインスピレーションを得て『この灯台は人を癒す存在になり得るのではないか』というイメージで(守り人を)作らせていただきました。サブカル層と言われるアニメファンの方々などに新たに灯台や海に足を運んでいただけると嬉しいです。このエリアで最も大きい灯台であるということで身長も高めに設定しています。観光や施設、商品開発で活用していただく等、地域で盛り上げていただけたら」と思いを明かしました。

そんな地元の印象を込めて具現化された「守り人」は灯台のガイド音声などにも活用され、深浦の活性化に一役買うのではないでしょうか? オリジナル音声ストーリー「燈の守り人~幻想夜話~」もあわせてチェックしてみてください。