「燈の守り人 湯島灯台」は天草四郎がモチーフ!キャラクター紹介&贈呈式レポート【熊本県上天草市 湯島灯台】

2022/04/13

全国の灯台の魅力を掘り下げ、オリジナルストーリー作成のもとキャラクター化するエンターテインメント「燈の守り人」。全国灯台文化価値創造フォーラムは同プロジェクトと連携し、灯台の新たな歴史・文化価値を創出する活動を推進しています。今回はその活動から新たにキャラクター化された「湯島灯台」の紹介と、2月2日(水)1、同灯台が建つ熊本県上天草市と東京をリモートで結び行われたキャラクターの贈呈式のレポートをお届けします。

レトロな外観の湯島灯台は、かつて島原の乱(1637年~1638年)の戦略上の要衝となった湯島の西端に建ち、島の高台から島原湾、湯島瀬戸を往来する船に向けて灯りを点します。初点灯は1916年(大正5年)、灯台の高さは12m、灯りの高さは39m。灯台周辺から長崎、普賢岳のパノラマの眺望は、まさに絶景。晴れた日には世界遺産の原城跡が望めます。

今回、贈呈された「灯の守り人 湯島灯台」(声:橋詰知久さん)は、「nt-xiki」さんが原案デザインを担当。身長176㎝、「湯島大根」が好物。贈呈式にリモート参加した「燈の守り人」製作委員会の柴田英知プロデューサーによるとキャラクターについては「上天草市の偉人、天草四郎をイメージしました。湯島灯台は猫の聖地でもあり、猫を可愛いがっているような柔らかい印象にしています」とのことです。

贈呈式で堀江隆臣市長は、「湯島灯台は100年以上有明海の安全を見守ってきた地元でも愛着のある灯台。そんな灯台が役目を終えつつあるのは非常に寂しいです。改めてこれからの灯台の役割、地域に対して灯台のイメージも大事にしていかなければならないと感じました」と灯台の現状に触れつつコメント。その上で「『灯台は海のアクセント』これからも大事にしていきたいです。このプロジェクトが認知されて大きく飛躍していくことを願っています」と語りました。

今後は灯台のガイド音声の普及、パネルの設置などからキャラクターの活用が期待されます。なお、「燈の守り人 湯島灯台」が登場するオリジナル音声ストーリー「燈の守り人~幻想夜話~」も公開中ですので、ぜひ耳を傾けてみてください。