幕府の終焉と明治の黎明のモニュメント~人気作家がつづる灯台巡り紀行~【静岡県静岡市 清水灯台】

2024/06/03

文藝春秋「オール讀物」にリレー連載中の灯台巡り紀行『「灯台」を読む』。2024年5月号は、昨年『木挽町のあだ討ち』で直木三十五賞と山本周五郎賞をダブル受賞した人気作家の永井紗耶子さんが、静岡県中央部、三保半島にある清水灯台を訪れます。

駿河湾に突き出た三保半島は、青い海に白い砂浜、そして日本三大松原のひとつ「三保の松原」や雄大な富士山が望める、絵に描いたような絶景エリア。その一角に、天女を模した風見鶏が頭上に舞う、スラリとした白亜の清水灯台が佇んでいます。

灯台の上から駿河湾の穏やかな海を目の前にした永井さん。船の難所ではないこの場所に灯台が建てられた背景に、地元の人々の要請と、静岡茶の輸出による清水港の港湾機能拡大の構想があったことを知ります。さらに、お茶のミュージアムにも出向き、灯台と静岡の人々との結び付きについて知見を広げていきます。

当紀行は、ライフスタイル誌「CREA」の公式サイトでも閲覧できます。ぜひご覧ください。
https://crea.bunshun.jp/articles/-/48498

写真提供:文藝春秋写真部