海から来る「戦」と「宝」~人気作家がつづる灯台巡り紀行~【静岡県磐田市 掛塚灯台】
2024/08/09文藝春秋「オール讀物」に連載の紀行エッセイ『「灯台」を読む』。2024年7・8月特大号は、直木賞作家の永井紗耶子さんが執筆。旅の舞台は静岡県磐田市、天竜川河口付近の海岸沿いに佇む「掛塚灯台」です。
下部はコンクリート製、上部は鉄製と、素材が異なる二層構造が特徴的な現在の官営灯台は1897年(明治30年)に完成したものですが、それ以前は「改心灯台」と呼ばれる木造の私設灯台がありました。旧幕臣の荒井信敬が好きな酒を控えて節制し、私財を投じて建てたもので、この1人の人物の強い志(こころざし)によって海の安全が図られ、掛塚の繁栄の礎となりました。
永井さんは「改心灯台」の流れを汲む「掛塚灯台」を訪れ、この灯台建設の背景にある物語に迫ります。
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https://crea.bunshun.jp/articles/-/49515
写真提供:文藝春秋写真部