現役最古の木造灯台が160メートル対岸に移設、8カ月ぶりに再点灯【兵庫県西宮市 今津灯台】

2024/04/09

現役の木造灯台としては日本で最も古い「今津灯台」(兵庫県西宮市)がこのたび対岸に移設され、4月6日(土)に点灯式が開催されました。


▲移設前の今津灯台

今津灯台は、同市の酒造会社「大関」の5代目当主が、灘の酒を江戸に運ぶ樽廻船(たるかいせん)の安全のため、私費を投じて1810年に設置したものです。航路標識として海上保安庁に登録されている木造灯台としては最も古く、西宮市の重要有形文化財に指定されています。

これまでは船から見て今津港の左端にありましたが、兵庫県が進めている津波対策工事に伴い、2023年12月に約160メートル離れた対岸、今津港の右端に移設されていました。


▲移設作業の様子


▲移設後の今津灯台

点灯式で8カ月ぶりに明かりが灯った今津灯台。これからも大阪湾を行き来する船の安全を見守り続けてくれることでしょう。

 
 
 
 
 
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写真提供:有限会社池尻石材工業 https://www.butsuji-ikejiri.com/