「野間埼灯台」はピンク髪の音楽家キャラクターに!『燈の守り人』キャラクター表敬訪問【愛知県美浜町 野間埼灯台】

2022/01/17
全国の灯台の奥深い魅力をオリジナルストーリーとして磨き上げ、キャラクター化するオリジナル・エンターテインメント『燈(あかり)の守り人』。全国灯台文化価値創造フォーラムは、同コンテンツと共に、歴史・文化資産として地域の灯台を活用する機運を創出すべく、キャラクター化された灯台の建つ自治体への表敬訪問を実施しています。
 
その一環として、2021年12月22日(水)、同コンテンツにてキャラクター化された「野間埼灯台」が立つ愛知県美浜町の八谷充則副町長のもとを、「燈の守り人」製作委員会の柴田英知プロデューサーが表敬訪問。キャラクターの贈呈式が実施されました。
 
今回キャラクター化された「野間埼灯台」は、知多半島の西側に位置し、地元では「野間灯台」と呼び慕われています。2021年には初点灯から100周年を迎え、記念式典やクラウドファンディングによる記念冊子・グッズを制作を行うなど、地元からの発信・利活用が非常に活発なことでも話題となりました。
 

そんな同灯台のキャラクターは、原案デザインを「ゆひゃん」さんが担い、キャラクターボイス(CV)を、声優・俳優の松風雅也さんが担当。誕生日に相当する就任日は、1921(大正10)年3月1日。身長は178cm、好物は地元特産物の「えびせんべい」というパーソナルデータが設定されています。また今後、「野間埼灯台」のキャラクターが地域の人たちとどうのような歴史を歩んできたのかを綴るボイスドラマ「幻想夜話」も制作・発表、さらにキャラクターが灯台を紹介する音声ガイドも公開される予定です。

 

表敬訪問は、野間埼灯台とカモメをモチーフにした地元の人気ゆるキャラ「のまっキー」も立ち会って開催。「燈の守り人」キャラクターの贈呈、キャラクターの等身大パネルを挟んでのフォトセッション、さらに美浜町の八谷充則副町長と柴田プロデューサーの対談、囲み取材が行われました。

この席で、八谷副町長は「幻想夜話」について、「野間埼灯台のことをお調べになってどう作っていくのかに興味があります」とコメント。「美浜のシンボルとして灯台を活用してきたが、今後デジタルコンテンツ的なところで広がりを見せていくということは今までの観光にはない面を新たに作っていただいて非常にありがたいと思っている」と、灯台の利活用に繋がる新しい展開への期待を寄せ、「(今後実装が予定されている)88か所の灯台がキャラクターを通じてつながりができて交流ができ、全国世界から人が訪れ88か所の灯台巡りというようなものが起きると嬉しいです」と、壮大な思いを語りました。

 

一方、柴田プロデューサーは「(野間埼灯台には)南京錠をかけるモニュメントが音楽の五線譜をイメージして作られていることから、音楽家にしてみるのはどうだろう?」という着想から「野間埼灯台」のキャラクターをデザイン。「ピンク色の髪のキャラクターは今回キャラクターデザイン化する20基の灯台の中でも野間埼灯台だけ」とキャラクターの特徴にも触れつつ、「地元の自治体の皆さんや美浜まちラボ等々と関係者の皆さまに自由に使って地域おこしにご活用していただきたいです」とコメントを寄せました。

 

観光の一環として、灯台へ常時登れるよう地元が積極的に利活用を進めている、この「海と灯台のまち」で、ピンク髪の音楽家キャラクターがどのように活躍(活用)されていくのか、101年目からの展開に注目していきましょう。