「能生港灯台」は中性的な赤基調の愛されキャラ!『燈の守り人』キャラクター表敬訪問【新潟県糸魚川市 能生港灯台】

2022/01/17
全国の灯台の奥深い魅力をオリジナルストーリーとして磨き上げ、キャラクター化するオリジナル・エンターテインメント『燈(あかり)の守り人』。全国灯台文化価値創造フォーラムは、同コンテンツと共に、歴史・文化資産として地域の灯台を活用する機運を創出すべく、キャラクター化された灯台の建つ自治体への表敬訪問を実施しています。
 
その一環として、2021年12月17日(金)、同コンテンツにてキャラクター化された「能生港灯台」が立つ新潟県糸魚川市の米田徹市長のもとを、「燈の守り人」製作委員会の柴田英知プロデューサーが表敬訪問。キャラクターの贈呈式が実施されました。
 
今回キャラクター化された「能生港灯台」は、「糸魚川ユネスコ世界ジオパーク」に属する岩礁「弁天岩」に立つ灯台です。能生海岸から「曙橋」と名付けられた赤い欄干の橋でつながる弁天岩は、海底火山の噴火で形作られた小島で、敷地には航海安全のご利益があるという「市杵嶋姫命(いちきしまひめ)」を祀る厳島神社が鎮座しています。その島の頂上に灯台が立っています。
 
 
そんな同灯台のキャラクターは、原案デザインを「Wizリー」さんが担い、キャラクターボイス(CV)を、「シティーハンター」「魔神英雄伝ワタル」などの声優の伊倉一恵さんが担当。誕生日に相当する就任日は、1951年(昭和26年)年11月15日。身長は170cm、好物は地元特産物の「糸魚川ゆべし」というパーソナルデータが設定されています。また、キャラクターが「能生港灯台」と地域の人たちがどうのような歴史を歩んできたのかを綴るボイスドラマ「幻想夜話」、さらにキャラクターが灯台を紹介する音声ガイドも2021年11月に公開されています。
 
表敬訪問は、糸魚川市役所にて開催。「燈の守り人」キャラクターの贈呈、キャラクターの等身大パネルを挟んでのフォトセッション、さらに美浜町の八谷充則副町長と柴田プロデューサーの対談、囲み取材が行われました。
 
 
この席で柴田プロデューサーは「能生港灯台」のキャラクターは「今年度認定灯台の中で唯一赤を基調にデザイン」したこと、「中性的なキャラクターは可愛らしい能生港灯台をイメージしている、白山神社の稚児舞が得意など糸魚川市の魅力がつまったキャラクターになっている」と、その特徴を説明。「地域のさまざまな用途でキャラクターを活用してほしい。糸魚川市民に愛されるキャラクターになってもらえたらうれしいです」と、キャラクターへ込めたものを明かしました。
 
これに対し、米田市長は「能生港灯台に向かう橋の欄干の赤と、能生港灯台の白、さらには岩、松、空の色も基調としたキャラクターを作っていただき、ありがたいです。地元の方々にも広く活用できる仕組みももうれしいです」と喜びをコメント。以前より交流の拡大を図る施策を考えていたということで、キャラクターを早速活用するべく「地元(旧能生町)の祭りとの連携など、さらに海に関心をもっていただけるような企画を」と思いを明かしました。
 
現在は灯台本来の役割を終え、地域のシンボル、観光スポットとして新たな使命を担う「能生港灯台」。その活用は「身体」を得たことで、さらに進化していくことでしょう!