「尻屋埼灯台」は寒立馬と並んで見劣りしない勇壮さ!『燈の守り人』キャラクター表敬訪問【青森県東通村 尻屋埼灯台】

2022/01/18
全国の灯台の奥深い魅力をオリジナルストーリーとして磨き上げ、キャラクター化するオリジナル・エンターテインメント『燈(あかり)の守り人』。全国灯台文化価値創造フォーラムは、同コンテンツと共に、歴史・文化資産として地域の灯台を活用する機運を創出すべく、キャラクター化された灯台の建つ自治体への表敬訪問を実施しています。
 
その一環として、2021年12月10日(金)、同コンテンツにてキャラクター化された「尻屋埼灯台」の所在地・青森県下北郡東通村を「燈の守り人」製作委員会が表敬訪問。畑中稔朗村長へのキャラクター贈呈式が行われました。
 
 
東北最初の洋式灯台「尻屋埼灯台」は、日本ジオパークに認定されている本州最北端の下北半島の北東に位置します。1876年(明治9年)に初点灯した東北最初の灯台で、″日本の灯台の父″リチャード・ヘンリー・ブラントンが設計のよる、レンガ造りでは日本で一番高い灯台で、津軽海峡と太平洋が混ざり合い波と潮の流れがとても速く、複雑な難所を通過する船舶を見守り続けています。
 
 
この「尻屋埼灯台」を、「Wizリー」さんが原案デザイン、声優・乃村健次さんがキャラクターボイス(CV)を担いキャラクター化。誕生日に相当する就任日は、1876年(明治9年)10月20日。身長は192cmとかなりの長身、地元で愛される銘菓「べこもち」が好物という守り人で、。彼が「尻屋埼灯台」と地域の人たちがどうのような歴史を歩んできたのかを綴るボイスドラマ「幻想夜話し」と、灯台を紹介する「音声ガイド」が今後公開される予定とのことです。
 
「燈の守り人」の柴田英知プロデューサーによると「(灯台周辺で放牧されている「寒立馬」の)牧場の緑とレンガの赤、馬が似合う男。寒立馬の横にきても見劣りをしないぐらいのスケール感で(守り人を)作成させていただきました」と、贈呈式でコメント。キャラクターの普及を通して「また新たな層が東通村を訪れ、その魅力を知っていただけたらと思っています。そして、寒立馬のいる地に新しいキャラクターがやって来たという感じで村の皆様にも受け止めて頂き、まず楽しんでいただけたらうれしいです」と地域に寄り添うメッセージも発信しました。
 
一方、キャラクターを贈呈された畑中村長は「尻屋埼灯台は地元の方や航海する人にとって非常に重要な灯台。様々なコンテンツで配信されるということなどで関係人口、交流人口、定住までつなげていけるようにキャラクターを存分に使わせていただきたいと思います」とコメント。「いろいろなコンテンツを使いながら、このプロジェクトがもっと若者や全国の方に広く知られて尻屋埼灯台を観光の聖地にしていけたらと思っています」と決意を新たにしました。
 
現在は降雪期のため灯台への参観は行われていませんが、雪解けした頃に、寒立馬と長身の守り人へ会いに訪れ、尻屋崎の自然と灯台の歴史・文化に触れる旅…というのもおすすめかもしれません!