「鼠ヶ関灯台」は義経のように飄々とした天才肌!『燈の守り人』キャラクター表敬訪問【山形県鶴岡市 鼠ヶ関灯台】
2022/01/24全国の灯台の奥深い魅力をオリジナルストーリーとして磨き上げ、キャラクター化するオリジナル・エンターテインメント『燈(あかり)の守り人』。全国灯台文化価値創造フォーラムは、同コンテンツと共に、歴史・文化資産として地域の灯台を活用する機運を創出すべく、キャラクター化された灯台の建つ自治体への表敬訪問を実施しています。
2021年12月8日(水)、同コンテンツにてキャラクター化された「鼠ヶ関灯台」の所在地・山形県鶴岡市を「燈の守り人」製作委員会の柴田英知プロデューサーが表敬訪問。皆川治市長へのキャラクター贈呈式が執り行われました。
「鼠ヶ関灯台」は、源義経が頼朝の追討を逃れ、平泉へと渡る途中で上陸したと伝えられる鼠ヶ関の弁天島に建つ灯台です。島の手前に厳島神社、灯台の足元には赤い鳥居の金毘羅神社と2つの神社が設置され、地元漁師の安全を見守ってきました。21年には「鼠ヶ関小学校」の6年生によりイルミネーションイベントが実現するなど、非常に地元に親しまれ、生活に密着した「海と灯台のまち」の灯台として話題を呼びました。
そして今回キャラクター化された「鼠ヶ関灯台」は、「けいおん!」の田井中律役、「氷菓」の千反田える役などで知られる人気声優・佐藤聡美さんがキャラクターボイス(CV)を担当し、どこかあどけなさの残る少年の守り人として創造されました。柴田氏によると「鼠ヶ関灯台」のキャラクターは「天才肌で飄々としていて、義経が逃避行した格好である”山伏姿”。鳥居の赤と灯台の白のコントラストをイメージ」で創造されたそうでうです。また、「鶴岡市は海の恵みが豊かで、文化面でも多様な積み重ねがあり面白いと感じています。ぜひキャラクターを活用いただき鶴岡市のファンが増えるようなきっかけになれば嬉しいです」と、今回の訪問で思いを寄せました。
皆川市長は「長年地域を見守ってきた灯台を擬人化することで、新しい観光客を誘客するきっかけになる」と考え、「『燈の守り人』の自治体間連携をはじめ、交流人口の拡大や地域活性化に期待したい」と、キャラクターのご当地間での取組推進にも意欲を示しました。
寄贈されたキャラクターパネルは、贈呈式当より鶴岡市役所にて一般展示され、その後、温海庁舎と「道の駅あつみ」で常設展示されることが明かされ、「海にまつわるイベントを多く実施している地域なので、キャラクターを活用し地域の活性化を図っていきたい」(皆川市長)とのこと。
鶴岡市内で常時展示され、誰もが訪れれば出会えるキャラクターとして早くも活躍が始まった守り人「鼠ヶ関灯台」の今後の展開にぜひ注目していきたいところです。