「美保関灯台」は、孤高に黄金の輝きを放つ!『燈の守り人』キャラクター表敬訪問【島根県松江市 美保関灯台】

2022/03/29

全国の灯台の魅力を掘り下げ、オリジナルストーリー作成のもとキャラクター化するエンターテインメント「燈の守り人」。全国灯台文化価値創造フォーラムは同プロジェクトと連携し、灯台の新たな歴史・文化価値を創出する活動を推進しています。今回はその活動から、2021年11月1日(月)、新たにキャラクター化された「美保関灯台」が建つ島根県松江市で行われた表敬訪問&キャラクターの贈呈式の模様をお届けします。

島根半島東端の地蔵崎の先端に位置する美保関灯台。山陰最古の石造灯台で、岬からは日本海を望み、晴れた日には隠岐の島を望めるときもあります。2007年には灯台として初めて国の登録有形文化財に登録されたほか、施設の一部をビュッフェとして活用していることでも知られています。

 

今回、守り人としてキャラクター化された「美保関灯台」は、1898年(明治31年)11月8日に就任し、身長は172㎝。好物は地元の特産品のあご野焼、声優の阪口大助さんがキャラクターボイスを担当しています。

イベント当日は、「燈の守り人」製作委員会の柴田英知プロデューサーが松江市の上定昭仁市長を表敬訪問。上定市長は「色使いも含め(キャラクターが)格好いいです」と感想を述べ、「松江市は良いものに磨きをかけていきたいという思いがあるので、まさに磨きをかけた、光輝く姿を象徴していると感じた。このキャラクターを活用させていただき、松江市から島根県のPRにも繋げていければと思っています。美保関灯台は大海原が近くにあり、自然が素晴らしい場所です。多くの人に灯台を知っていただく機会にしたいと考えます」とコメントしました。
 

一方、柴田プロデューサーは「美保関灯台は金色の輝きが印象的で、(守り人は)金色の原色である緑を表現しました。孤高に光を放ち、その輝きを守っている芯が通ったデザインとなっています。新しい住民が増えた気持ちでキャラクターを迎えていただけたら嬉しいです。これを機に、美保関灯台はもちろん全国の灯台を訪れる人が増えると嬉しい。島根は2つの灯台(もう1基は「出雲日御碕灯台」)をキャラクター化しますので、いろいろな方法で盛り上げてもらえたら」と話しました。

 

キャラクターパネルの贈呈も終え、イベントはつつがなく終了しました。今後は灯台のガイド音声の普及、パネルの設置など多角的に「守り人」が活用されることを期待しましょう。なお、「美保関燈台」が登場するオリジナル音声ストーリー「燈の守り人~幻想夜話~」も公開中ですので、あわせてチェックしてみてください。