新たな灯台利活用モデル事業｜海と灯台プロジェクト

事業目的

「新たな灯台利活用モデル事業」は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、灯台を中心に地域の海の記憶を掘り起こし、地域と地域、異分野と異業種、日本と世界をつなぎ、新たな海洋体験を創造していく「海と灯台プロジェクト」の取り組みのひとつです。灯台の様々な利活用モデルを創出することで、灯台の存在意義を高め、灯台を起点とする海洋文化を次世代へと継承していくことを目的としています。

2024年度は、「調査検証コース」と「利活用実施コース」の2コースにより、
全国15事業で、灯台の調査検証や利活用事業を実施します。

2024年度採択事業

調査検証コース

対象とする単体または複数の灯台固有の歴史や役割に関する調査を行うとともに、「海と灯台」を活かした新事業を立ち上げることを目指して、仮説の検証を行う。

能取岬灯台

北海道網走市

事業名: 能取岬灯台利活用プロジェクト
団体名: 能取岬灯台コンソーシアム

地域のストーリーと結びつけた観光コンテンツの創造

基礎調査と独自ストーリー構築
観光コンテンツ造成に向けた調査と立案
収益化調査・二次交通調査・経済波及効果調査
モニターツアー実施

尻屋埼灯台

青森県東通村

事業名: 「夢みる尻屋埼灯台」事業
団体名: 尻屋埼灯台活用協議会

灯台をテーマにした観光施設の設置を見据え、ソフト事業を検討

基礎調査、アンケート調査
灯台観光ワークショップ、特産品開発
演劇や地域の人々の証言などを盛り込んだPR動画制作

大間埼灯台

青森県大間町

事業名: 本州最北端リブランディング事業
団体名: 大間埼灯台利活用コンソーシアム

大間埼灯台がある弁天島への参拝クルーズ開発

基礎調査、価値調査
クルーズの収益化検証
灯台グッズ開発と検証販売
イベント「突端フェス」試験実施

入道埼灯台

秋田県男鹿市

事業名: 入道埼灯台利活用推進事業
団体名: 入道埼灯台利活用事業実行委員会

灯台×ジオパーク×郷土料理でツアー・イベントを創出するための調査検証

灯台・ジオパーク・郷土料理の基礎調査
有識者検討会とワークショップ
モニターツアー実施
イベント「入道埼灯台石焼フェス」試験実施

野島埼灯台

千葉県南房総市

事業名: 南房総市ナイトタイムエコノミー促進調査事業
団体名: 野島埼灯台利活用プロジェクト委員会

灯台×星空（観察・撮影）イベント開発

野島埼灯台の基礎調査
ツアー造成、モニターツアー実施
PR用のWebサイト、プロモーション動画制作

門脇埼灯台

静岡県伊東市

事業名: 門脇埼灯台利活用推進プロジェクト
団体名: 門脇埼灯台観光推進コンソーシアム

音声で空間の体験価値を高める技術を活用し、灯台の新たな観光体験を創出

灯台の歴史や周辺環境に関する調査
現地での実装可能性に関する技術面の調査
テスト版の稼働検証
自治体や地域事業者との協力・連携体制の構築

室戸岬灯台

高知県室戸市

事業名: 室戸岬灯台及び旧官舎の宿泊事業化に向けた実証事業
団体名: 室戸岬灯台・旧官舎及び周辺敷地利活用共同体

室戸岬灯台の高付加価値体験ホテル化に向けた調査・検証

既往調査の再整理、灯台の利用に関する調査
コンセプト、体験価値となるコンテンツ、収支計画、二次交通、運営体制などの検討

利活用実施コース

対象とする灯台の存在意義を高め、海洋文化資産として未来に継承することを目的に、イベント開催やコンテンツ制作、体験プログラム実施、灯台や旧官舎等の施設の整備などを行う。

神威岬灯台

北海道積丹町

事業名: 「神威岬灯台カレッジ」プロジェクト
団体名: 積丹町地域活性化協議会

灯台展示室の改修

国内に唯一現存する第一等不動レンズや、灯台・灯台守の歴史を展示

体験型観光ツアーのプログラム造成・実施

灯台ハンドブック作成
灯台の歴史や役割を軸に地域の歴史文化や自然環境が学べる普及用教科書として活用

生地鼻灯台

富山県黒部市

事業名: 生地エリア魅力発掘プロジェクト
団体名: 生地地区灯台利活用プロジェクト実行委員会

まちなか灯台の利点を生かした「灯台ナイトマーケット」開催

灯台ライトアップ、マルシェ、ミニライブなど
灯台関連商品や子ども向けコンテンツの開発
広報ツールの制作・活用

野間埼灯台

愛知県美浜町

事業名: 野間埼灯台ポータル化プロジェクト
団体名: 野間埼灯台ポータル化実行委員会

前年度に就任した「現代版灯台守」を軸に、灯台を利活用した事業を展開

灯台ウェディングフォト事業
ビジターセンター事業（灯台開放、キッチンカーなど）
イベント事業（灯台ホリデイ、灯台マルシェ）

安乗埼灯台

三重県志摩市

事業名: 安乗埼灯台利活用推進事業
団体名: 安乗埼灯台観光活性化推進コンソーシアム

安乗地区観光活性化事業の試行

観光事業と地域住民によるワークショップで内容を検討
海の歴史や灯台を学ぶ夏季イベント開催
灯台ライトアップと夜間マルシェを行う冬季イベント開催

灯台資料館改修に向けた基本設計

出雲日御碕灯台

島根県出雲市

事業名: 灯台FES日御碕2024
団体名: 日御碕・鷺浦灯台利活用プロジェクトコンソーシアム

イベント「灯台フェス日御碕2024」を開催

地元若手アーティストや大学生・高校生が演奏
灯台グルメの開発・販売
灯台グッズ製作・販売
中高生のアート披露の場として活用

佐田岬灯台

愛媛県伊方町

事業名: 佐田岬灯台利活用推進プロジェクト
団体名: 佐田岬灯台利活用推進コンソーシアム

灯台官舎跡地と中継拠点施設の活用・整備に向けた事業計画策定と追加調査
灯台関係人材の持続的育成に向けた高校生連携、認定試験制度創出
「渚のエメラルドマルシェ（仮）」の開催

大バエ鼻灯台・生月長瀬鼻灯台

長崎県平戸市

事業名: 灯台の灯りで未来にツナゲルプロジェクト
団体名: 灯台からのメッセージ運営委員会

2灯台の魅力と認知度を上げ、生月島全体を活性化

大バエ鼻灯台周辺の整備
2つの灯台を結ぶ乗り物（トゥクトゥクなど）導入
「灯台ナイトカフェ」の実施

細島灯台

宮崎県日向市

事業名: HOSOSHIMA TOUDAI AKARINOWA PROJECT
団体名: 細島灯台灯りの輪

体験・教育・環境を軸にイベント実施体制を構築

謎解き宝探しや灯台クルーズなど「細島灯台FES」
歴史展示、絵画展、高校生によるワークショップなど「細島灯台文化祭」
灯台周辺の除伐やゴミ拾い「細島灯台環境保全イベント」

事業実施概要

対象となる事業

海と灯台プロジェクトが取り組む3項目の達成に資する事業。コースは2種類。

調査検証コース
（1事業あたり助成上限 500万円）

利活用実施コース
（1事業あたり助成上限 1,500万円）

※いずれも、総事業費に対する助成率は80%。

海と灯台プロジェクトが取り組む
3項目

航路標識としての役割が変わりつつある灯台の存在意義や継承理由を正しく伝える
灯台が果たしてきた地域固有の役割や機能、存在価値を物語化する
灯台が持つ多様な価値と利活用の可能性について、戦略的に取り組む

事業期間

2024年6月17日（月）〜2025年2月28日（金）

公募情報

事業報告

過去の調査検証や利活用事業の成果について報告します。

2022年度「新たな灯台利活用モデル事業」
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2023年度「新たな灯台利活用モデル事業」
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2024年度 新たな灯台利活用モデル事業