“聖地・出雲”で出合うツートーンカラーの灯台ライトアップ【島根県出雲市 出雲日御碕灯台】
2019/09/02縁結びのシンボルしても有名な「出雲大社」から北西側に突き出た岬、日御碕(ひのみさき)。ここにた佇み、海の安全を見守っているのが「出雲日御碕灯台(いずもひのみさきとうだい)」です。
1903年の点灯から100年以上にわたって海を照らし続けてきたこの灯台は、高さ44mと石造りの灯台としては日本一の高さを誇ります。海面から灯りの放たれる部分までの灯高は63mで、空へ向かってまっすぐにそびえる姿は圧巻! 内部見学もできる灯台で、163段のらせん階段を上った先にある展望台からは雄大な日本海を水平線まで一望できます。
灯台に向かう途中にある遊歩道からは神域である「経島(ふみしま)」を眺めることもでき、まさに「聖地」といった荘厳な景色を楽しめます。
西側を海に囲まれた日御碕は絶好の夕日スポットでもあり、沈む夕日と灯台のシルエットの美しさから、2017年には出雲日御碕灯台が「恋する灯台」に認定されました。
2017年に「恋する灯台」として認定された出雲日御碕灯台では、一年を通してさまざまなライトアップイベントを実施。寒さの緩む春先からゴールデンウィーク、夏休みシーズンなどに、色とりどりにライトアップされた灯台が姿を見せ、見学客、そしてカップルをロマンティックな気分へ誘います。
2019年は、新たな時代「令和」の始まり。5月1日には「“令和の始まり出雲から”イベント」にて、おめでたい紅白カラーにライトアップされました。
また、七夕や海の日、夏季の週末にも特別ライトアップが行われました。
ライトアップにはLED照明を使っていて、なんと20色もの表現が可能とのこと。
また、照らす場所を左右に2分割、上中下に3分割することもでき、色の組み合わせはとっても多彩! 訪れた人たちが自由にライトアップの色を変えられるスペシャルイベントが開催されることもあります。
2019年には「海と日本プロジェクトinしまね」が実施した「ブルーブリッジしまね プロジェクト」にも参加。
「ブルーブリッジしまねプロジェクト」は、島根県の海洋環境を守る取り組みです。その一環として、「しまね海ごみゼロの日」である8月16日~18日にかけて、県内の文化財やシンボル施設をブルーにライトアップ。出雲日御碕灯台も美しいオーシャンブルーに染まりました。
オレンジ色の夕日とブルーの灯台が一段と際立ち、日没直後も刻一刻と変化する空の色が灯台にさまざまな表情を与えていました。
出雲日御碕灯台では、灯台周辺でさまざまなイベントを開催しています。
灯台へと続く道の途中にはお土産ショップや、新鮮な海の幸をふんだんに使ったお食事をいただける飲食店が軒を連ね、グルメとショッピングも存分に楽しめます。出雲を訪れたなら、ぜひ日御碕灯台に足を運んでみてくださいね。