高さ約30m!冬の夜空を照らす「恋する灯台」迫力のライトアップ【山口県下関市 角島灯台】

2019/12/29

山口県下関市の沖合約1.5㎞に浮かぶ「角島(つのしま)」。対馬暖流に育まれた豊かな自然が残る島の西端にたたずむの「角島灯台」は2016年、「恋する灯台」に認定されました。

明治9(1876)年に初点灯した石造りの角島灯台は、香川県の「男木島灯台」とあわせて全国に2基しかない無塗装の灯台。灯台らしい塔形に素朴な姿が魅力的です。塔の高さは29.66mと高く、大型のフレネルレンズが歴史ある灯台の貫禄を感じさせます。

角島灯台は参観灯台として一部を一般公開しています。灯台近辺には記念館やギャラリーも設けられ、角島灯台の歴史や価値をひもとく場として開放。年間約10万人が訪れ、デートスポットとしてもおすすめです。

デートスポットとして角島灯台が本領を発揮すのは日中より夜かもしれません。というのも、角島灯台は毎年秋から翌年初春にかけて夜間のライトアップも行っているのです。

このとてもロマンチックなライトアップ。2019年度の開催期間は10月11日~2020年3月22日を予定しており、年末年始は、冬の澄んだ夜空に浮かび上がる角島灯台の姿を見ることができます。

灯台が最も美しく見える白色のライトアップは、シンプルでありながら無塗装の角島灯台の魅力を最大限に引き出しています。

灯台周辺は公園として整備されており、一年を通してハマユウやスイセンなどの花々が咲き、灯台と空のコントラストに彩りを添えてくれます。カップルで訪れて、その彩りを2人でのんびり眺めるなんて言うのも素敵ですね。

灯台周辺の植物や美しい海の他には、豊かな海の恵みをいただける食事処やレストラン、さらにお土産を探せる直売所もあり、デートやお出かけにぴったり。

一周の道のりは約17㎞の角島。美しい日本海を眺めながらゆったりとドライブを楽しみ、灯台や周辺を散策して自然に親しむこともでき、お腹がすいたら美味しい海の幸をいただいたり、名産品の買い物を楽しんだり…。

訪れる人によって楽しみ方はいろいろ。この冬、2人だけの角島デートコースを見つけて、夜はライトアップに魅了される…というのもおすすめです。