“登れる化プロジェクト”進行中!まちのシンボルを鮮やかに照らすプロジェクションマッピング【愛知県美浜町 野間埼灯台】

2022/02/01

豊かな海が広がる、愛知県の知多半島。その西側に位置し、地元では「野間灯台」と呼び慕われているのが「野間埼灯台」です。

1921(大正10)年の初点灯から100年を迎えた2021年には、全国から資金を募るクラウドファンディングによって記念誌やオリジナルグッズの制作、さらに記念式典も行われました。

また、美浜町のまちづくり団体「美浜まちラボ」によって、一般の人が自由に見学できる「参観灯台」をめざすプロジェクトも展開されるなど、美浜町のシンボルとして親しまれています。

2021年10月には、美浜まちラボの主催によって灯台周辺の清掃活動も行われました。

アクセスしやすい海辺に位置する野間埼灯台。多くの人に訪れてもらいたい…と、周辺環境の美化にも積極的に取り組んでいるそうです。

また、10月31日には灯台内部の一般公開と、灯台へのプロジェクションマッピングも実施。

密集を防ぐため1グループごとの完全入れ替え制にて行われた公開には、120人あまりが参加。およそ20メートルの高さからの海の景色を楽しんでいました。

日没後には、灯台にさまざまな映像を映し出すプロジェクションマッピングがスタート。色鮮やかな花や花火、さらに「100years」の文字も映し出され、野間埼灯台の100周年をお祝いしていました。訪れた人からも「きれい!」「毎週やってほしい!」「100周年の文字も映っているのを見て感動した」という声が聞かれました。

野間埼灯台では引き続き「登録有形文化財」への申請も行っており、さらなる観光資源化や灯台を中心としたまちの活性化に取り組んでいくとのこと。野間埼灯台のようすを24時間中継してくれる「ライブカメラ」の設置も完了し、「野間灯台登れる化プロジェクト」も着実に前進しているそうです。

 

取材:藤堂真衣