小中学生がラブコール!「燈の守り人」担当声優が、海と灯台のまちの夏祭りに出演【青森県東通村 尻屋埼灯台】

2022/09/02

ジオパークとしても知られる下北半島の北東、青森県下北郡東通村に立つ東北最初の洋式灯台にして、レンガ造灯台としては日本一の高さを有する「尻屋埼灯台」。灯台擬人化プロジェクト「燈の守り人」のキャラクターにも選ばれた灯台のお膝元で、8月14日(日)・15日(月)の2日間「東通ドン!とボン盆フェスタ」が開催されました。

「東通ドン!とボン盆フェスタ」は、東通村ひとみの里地区で盆踊りや花火、大抽選会など催しものを多数開催。2日間合わせて約2,000人が来場しました。

催しの実施に際し、地元の小中学生に「(フェスタで)何をやりたいか」アンケートを行ったところ「声優さんに来て欲しい」という回答が寄せられ、この要望に応えるべく、「燈の守り人」で「尻屋埼灯台」を演じる声優・乃村健次さんの出演が実現。あわせて、東通村の畑中稔朗村長への表敬訪問も行われました。

乃村さんが演じた守り人「尻屋埼灯台」は、身長192cmとかなりの長身、地元で愛される銘菓「べこもち」が好物で、。彼が「尻屋埼灯台」と地域の人たちがどうのような歴史を歩んできたのかを綴るボイスドラマ「幻想夜話し」と、灯台を紹介する「音声ガイド」が公開されています。

畑中村長によると「村の小学生に『燈の守り人』クリアファイルを配布したので、子どもたちはみんな尻屋埼灯台のキャラクターについて知っているんですよ」と、地元でキャラクターの認知を進めていたことを説明。乃村さんは「小中学生の皆さんから(声優さんに来て欲しいと)お声がけいただけたことは、声優として嬉しいです。天気にも恵まれ良かったです!」と喜びをコメント。その後、2人で灯台談義に花を咲かせました。

続いて、乃村さんは演じたキャラクターのルーツ・尻屋埼灯台へ。かつて尻屋崎は海難事故の難所として恐れられ、明治時代に海外との貿易を推進する上で、船舶安全のために建てられました。灯台を参観した乃村さんは「(灯台の階段を昇り)100段を超えたあたりからしんどかったです。が、そこから見た景色は絶景で、素晴らしかったです!!」と興奮気味に語ってしました。

その後、お待ちかねのフェスタのステージへ登壇。乃村さんは「『燈の守り人』の現場での役づくりはとても楽しかったです」などフリートークを繰り広げ、地元小学生から灯台や地元に関する質問を受け、「(尻屋埼灯台は)とにかく大きくて、雄大なイメージです」などにこやかに答え、「燈の守り人」関連のパフォーマンスで会場を沸かせました。

最後にサイン抽選会が行われ、参加者からは「声優さんが来てくれて嬉しかった」「将来声優になりたくなった」「パフォーマンスがすごかった」などの反響があったそうです。「灯台」をきっかけに盛り上がった地元のイベントが、もしかしら将来、東通出身の声優を誕生させる可能性を育んだかもしれませんね。