六島灯台を船上から鑑賞！星空の下で巡る六島灯台ライトアップツアー【岡山県笠岡市　六島灯台】

今年灯台点灯から100周年を迎える「六島灯台」のライトアップを船上から鑑賞できる「六島灯台ライトアップツアー」が11月23日に開催されました。笠岡諸島の美しいサンセットと星空、特別なライトアップの鑑賞を楽しむことができるこちらのツアーは、 夕方に出港し、高島のカーサタケダでの夕食付きという特別感たっぷりのナイトクルージングです。

ツアー企画は、日本遺産笠岡諸島を笠岡市民に知っていただきたいといくつかツアーを計画する中で誕生したもの。笠岡市制70周年と灯台点灯100周年を記念して六島灯台がライトアップされるこの機会にツアーを企画するならば、普段できないことをということで六島のライトアップだけでなく、夕日と星空を観賞するツアーが企画されたそうです。

参加人数は29名。年齢は20代のカップルから50～60代の方まで幅広く参加。女性が７割を占めており、本格的なカメラを持参された方もいらっしゃったそうです。当日の予報は雨。しかしツアー中は雨に降られることもなく主催者もホッと胸を撫で下ろしたそう。夕日はほんの少しだけ垣間見え、六島灯台のライトアップの際は大きく船に揺られることもあったそうですが、星空観賞の時間は時折雲もなくなり、参加者はカメラを片手に笑顔で美しい景色を楽しんでいたそうです。

参加者は美星天文台の職員による解説付きの星空観賞、カーサタケダでの夕食にもとても満足の様子だったとのこと。期間限定のライトアップという普段は見られない景色を船上からの鑑賞できたとよろこぶ声も多かったそうです。

笠岡市観光協会によると「六島灯台は岡山県で最初にできた灯台で、点灯から100年もの間瀬戸内の海を見守ってきました。１月～２月の間には灯台周辺に水仙の花が咲き誇り、多くの方が足を運びます。毎年水仙が咲くこの時期に行うツアーを2023年３年ぶりに開催予定です」とのこと。六島水仙ツアーの開催予定日は1月28日(土)。このツアーの中では、水仙だけでなく六島灯台の内部の特別公開も予定しているそうです。

2022年、点灯から100周年を迎えた六島灯台については「今後も笠岡を象徴するものとして守っていきたい」とのこと。笠岡を代表とする観光地の一つでもある六島灯台から、瀬戸内海とそこを通過する大型船舶、水仙の時期には灯台周辺に咲く可憐な花々を見に、六島灯台を訪れてみてはいかがでしょうか。

取材・文：タナカシノブ