4年目の実施へ!「飯岡灯台恋するライトアップ2022」開催【千葉県旭市 飯岡灯台】

2023/01/23

2016年に国の名勝および天然記念物に指定された千葉県・屏風ケ浦。荒波の浸食によって形成された断崖が約10kmにわたって続き、みごとな景観を作り出しています。

飯岡灯台は屏風ケ浦の最南端となる高さ約60mの刑部岬に佇む灯台です。岩井俊二監督による実写映画(1995年公開)およびアニメーション映画(2017年公開)『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』の舞台となったことでも知られています。

この飯岡灯台が建つ上永井公園で、今年もイルミネーションイベント「飯岡灯台恋するライトアップ2022」が12月1日(木)~2月28日(火)の期間で開催されています。

4回目となる今回のイベントでは、これまでの“バラの花園”から“大海原”へとイルミネーションのテーマが一新されました。

「海の波をイメージしたブルーのイルミネーションと、音楽とともに7色に代わるビームサーチライトを使い、今までにない動きのある構成となっています」(イベント事務局)

海の波を再現するため、電球約300個が使用されたブルーストリングを灯台前の通路左右に5m×10m設置。また、7色に変化するビームサーチライトとともに、灯台そのものもランダムな5色に変化するLEDライト3台で彩られました。

「4回目のイベント開催となり、市の内外問わず訪れる人が増えています。問い合わせが入ったり、インスタグラム等のSNS投稿なども見受けられたりするので、イベントとして定着してきたと感じますね」(同)

事務局によると、今回のイルミネーションのこだわりポイントは「17時頃の夕焼けとイルミネーションのコントラスト」なのだとか。

というのも灯台が建つ刑部岬は「日本の朝日百選」・「日本の夕陽百選」・「日本夜景百選」にも選ばれている景勝地。幻想的なイルミネーションと茜色に染まる九十九里浜の風情にはカップルならずともうっとりしてしまうことでしょう。

このほかにも、灯台のすぐ隣にある「飯岡刑部岬展望館~光と風~」も2年ぶりにライトアップされています。

なお、“恋する”ライトアップイベントだけに、敷地内のとある場所には大きなハートマークが…。このイルミネーションも胸キュン必至なので、訪れた際はぜひ探してみてくださいね。

取材・文:足立美由紀