灯台の利活用について議論を深めつつ、灯台に関わる地域人材の育成に取り組んでいます【愛媛県伊方町 佐田岬灯台】

2023/12/14

日本財団「海と日本プロジェクト」の一環である「新たな灯台利活用モデル事業」の助成を受けて佐田岬灯台(愛媛県西宇和郡伊方町)の利活用を推進するイベントを、2023年11月4日(土)と19日(日)、同灯台を中心に実施しました。

1918(大正7)年に初点灯した佐田岬灯台は、四国最西端に位置する灯台。日本一細長い半島「佐田岬半島」の最先端にあり、四国と九州を隔てる豊予海峡の安全を見守る役目を果たしています。今回のイベントは、同灯台の新たな利活用を推進する「佐田岬灯台利活用促進コンソーシアム」が主催しました。

11月4日(土)には、元灯台守で同灯台名誉灯台長の阿部富士男さんをはじめ有識者が集い、佐田岬灯台の今後の利活用について話し合う「佐田岬半島シンポジウム~歴史を学び未来を照らす~」を佐田岬半島ミュージアムで開催しました。参加者からは「灯台直下の畜養池を活用した海中水族館を作る」「官舎復元と参観灯台(のぼれる灯台)化を実現したい」「コンソーシアムとして、小さな灯台ホテル構想を実現したい」など、活発な発言がありました。

11月19日(日)には、佐田岬灯台に関わる人材「燈人(あかりびと)」育成プログラムの一環として、点灯後数分間だけ光源が緑色に発色する「エメラルドタイム」の灯台内部見学会を開催しました。

高校生をはじめ、地元の事業者や地域おこし協力隊員など約40名が集まり、佐田岬灯台の歴史や灯台守の仕事などについての座学、灯台周辺のガイドツアー、灯台内部からのエメラルドタイム見学を行いました。同コンソーシアムは今後も「燈人」育成プログラムを定期的に開催し、佐田岬灯台を最大限の熱量で語ることのできる人材を育ていきたいとしています。

両イベントの詳しい様子はPR TIMESの記事よりご覧ください。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002211.000077920.html
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002255.000077920.html