「灯台の妖精」も「燈の守り人」も登場、春の大型連休期間中の各地の灯台レポート

2024/05/24

2024年春の大型連休期間中、全国各地の灯台でさまざまなイベントが開催されました。その一部をご紹介します。

◆石狩灯台(北海道石狩市)

現存する北海道最古の灯台である石狩灯台では5月5日(日)、灯台のバルコニーに上れる一般公開が実施されました。石狩灯台名誉灯台長の称号を持つ「石狩灯台の妖精」こと石狩灯台お兄さんも登場し、合言葉を言った来場者に缶バッジを配るなどしてイベントを盛り上げました。 
写真提供 石狩観光協会

石狩市民図書館ではこれに先立って4月16日(火)~28日(日)、石狩灯台お兄さんのコスチュームやグッズ、ファンアートなどを展示し、活動の軌跡をたどる「石狩灯台お兄さん展」が開催されました。
写真提供 石狩市民図書館

参考リンク 石狩灯台お兄さん公式Instagram


◆神威岬灯台(北海道積丹町)

神威岬灯台では5月3日(金)~5日(日)、灯台内部を一般公開する「灯台オープンデー」が実施されました。
写真提供 SHAKOTAN海森計画

日本海に突き出た神威岬は、その美しい青色から「積丹ブルー」と呼ばれる海を鑑賞できる観光名所のひとつ。その美しい景色を灯台の上から一望できる貴重な機会とあって、3日間で350人以上の見学者が起伏のある尾根を往復約40分歩いて訪れました。灯台の歴史に詳しいエコツアーガイドによる解説も好評だったそうです。


◆碁石埼灯台(岩手県大船渡市)


写真提供 釜石海上保安部

碁石埼灯台では大船渡市主催の碁石海岸まつりにあわせ、5月3日(金)と4日(土)に一般公開を実施しました。碁石海岸まつりのスタンプラリーのポイントに同灯台がなっていたこともあり、2日間で480人が灯台内部の見学と三陸海岸の絶景を楽しみました。来場者には、灯台カードや巡視船缶バッジなどのグッズがプレゼントされたとのことです。


◆犬吠埼灯台(千葉県銚子市)


写真提供 銚子市
※画像は過去開催時のものです

今年、点灯150周年を迎える犬吠埼灯台では5月5日(日)、こどもの日にあわせて灯台にこいのぼりを掲揚するイベントが開催されました。当日は晴天に恵まれ、青空と白い灯台、そしてカラフルなこいのぼりのコントラストが訪れた人の目を楽しませていました。

参考リンク 銚子市観光協会


◆太東埼灯台(千葉県いすみ市)

太東埼灯台では5月4日(土)、太東埼燈台まつりが開催されました。太平洋に向かって思いのたけを叫ぶ「絶叫大会」のほか、飲食物や地元農家の米や野菜などを販売するフリーマーケットでにぎわいました。

参考リンク いすみ市観光協会


◆御前埼灯台(静岡県御前崎市)


御前埼灯台では5月3日(金)~5日(日)、御前埼灯台150周年を記念する各種イベントが官民によって開催されました。初日に御前埼灯台点灯150周年記念式典が実施されたほか、灯台前広場で演奏やダンスなどのステージをはじめさまざまな催しを繰り広げた「御前埼灯台まつり2024」を3日間開催。毎日18時からの2時間は、灯台へ至る小道に「竹あかり」約400個を並べて灯し、幻想的な雰囲気を演出する「竹あかり&トワイライトマルシェ」で150周年を盛り上げました。

写真提供 御前崎市観光協会


写真提供 灰狼(@xxx_action)さん

灯台擬人化プロジェクト「燈の守り人」の御前埼灯台を再現した地元のコスプレイヤー・灰狼さんもスタッフとしてイベントを盛り上げていらっしゃいました。クオリティ高いですね!

参考リンク 御前埼灯台


◆室戸岬灯台(高知県室戸市)

室戸岬灯台では5月3日(金)~5日(日)、地元のお店などが出店する「室戸岬灯台CAFE」を開催。室戸岬と灯台の間の「遍路道」(=巡礼者が歩く道)をガイドの案内で往復2時間程度かけて歩く「室戸岬灯台ハイキングガイドツアー」も同時開催されました。

参考リンク 室戸市観光協会