碁石埼灯台と漁業を通して大船渡の魅力を学ぶ親子向け体験ツアー開催

2025/11/17

碁石埼灯台利活用コンソーシアムは2025年11月8日(土)、岩手県大船渡市で「碁石埼灯台と漁業から学ぶ『大船渡の魅力再発見ツアー』」を開催しました。このツアーは、大船渡の海を見守る灯台と、地域の基幹産業である漁業をテーマに親子で地域を学ぶ体験型のプログラムで、日本財団「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施する「碁石埼灯台利活用プロジェクト」の一環として実施されました。

ツアー実施に先立ち、10月3日(金)に関係者らによるワークショップを行い、灯台を海上から見学して体験プログラムの安全性や内容を検証したほか、漁業関係者や観光ガイドへのヒアリングを経てツアーの行程を具体化しました。

そして迎えたツアー当日。参加した親子9組22人がガイドの案内で碁石海岸インフォメーションセンターから碁石埼灯台へと歩きながら、リアス海岸の自然や景観について学びました。

灯台では海上保安部の職員による解説があり、船の安全を支える灯台の仕組みや歴史についてのお話を聞いたほか、通常非公開の灯台内部も特別に見学することができました。

続いて一行は、わかめ養殖発祥の碑を訪問。地元漁師の話を通して海藻養殖の始まりや地域を支えた先人の努力を学びました。続いて作業場に移動し、ロープへの種苗付けを体験し、地域に根差した漁業の一端に触れました。

さらに、碁石漁港から遊覧船に乗り、碁石埼灯台を海上から見学。陸上からでは見えない「灯台の表の顔」を間近に眺め、子どもたちから歓声が上がりました。昼食には、地元産のアワビやわかめを使った特別メニューが用意され、大船渡の豊かな海の恵みを味わいました。

同コンソーシアムは、今後も灯台と漁業という2つの要素を軸に大船渡の文化や歴史を次世代に伝える学びに取り組んでいく考えで、2026年1月には地元の小学校の児童を対象に、灯台や漁業、郷土の偉人について学ぶ総合学習の実施を予定しているとのことです。

リンク
日本財団「海と灯台プロジェクト」における碁石埼灯台利活用プロジェクト 有識者検討会を開催しました(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000219.000161057.html

碁石埼灯台利活用プロジェクト「灯台×郷土の偉人×漁業の礎」に関するワークショップを開催しました(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000295.000161057.html

碁石埼灯台と漁業から学ぶ「大船渡の魅力再発見ツアー」を開催しました!(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000375.000161057.html