角島灯台150周年を多彩な体験で祝う「角島灯台をことほぐ」が開催されました
2025/12/05
角島灯台の建築150周年を記念したイベント「角島灯台をことほぐ」が、2025年11月1日(土)と2日(日)の2日間にわたり開催されました。「海と灯台プロジェクト」の助成を受けた取り組みで、全国近代化遺産活用連絡協議会などで構成する「灯台建築研究所」が主催しました。

角島灯台は1875(明治8)年、日本海側で最初に建てられた西洋式灯台で、現役灯台として国内で初めて重要文化財に指定されました。御影石を積み上げた堅牢な構造が特徴で、創建時の第1等フレネルレンズを現在も使用しています。隣接する旧官舎と旧倉庫も重要文化財に指定されており、旧官舎は記念館として、灯台自体も「のぼれる灯台」として一般公開されています。

▲来場者によるレンズ磨き体験の様子
当日は、かつて角島灯台で勤務していた元灯台守による当時のお話を聞いた後、レンズ磨きやロープワークを行う「灯台守のお仕事体験」が実施されました。夕方からは「夕日と夜空の灯台見学ツアー」が行われ、レンズが回りながら光を放つ様子を通常非公開の灯室(レンズがある場所)から見学する特別な体験を実施しました。

▲普段は見られないフレネルレンズの内側
このほか、吹奏楽の野外コンサートやキャンピングカーを活用した宿泊企画、参加者から預かったぬいぐるみが灯台内部で一夜を過ごす「ぬいぐるみのお泊り会」など、多彩な取り組みが展開されました。灯台建設の歴史的背景や150年の歩みを解説する特別講演会も行われ、地域資源としての灯台の可能性について視野を広げる機会となりました。

▲ぬいぐるみのお泊り会
イベントの詳しい報告は、PR TIMESでご覧いただけます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000363.000161057.html
