「海と灯台ウィーク2025」、各地の盛り上がりをレポート!
2025/12/18
日本財団「海と灯台プロジェクト」を運営する一般社団法人海洋文化創造フォーラムは、2020年以来毎年、「灯台記念日」の11月1日から8日まで「海と灯台ウィーク」を開催しています。6回目の開催となる2025年度は、日本財団や海上保安庁、全国60の「海と灯台のまち」参画自治体、燈光会、地域団体などとともに、全国101カ所で灯台を生かした催しを実施。8万人以上の方々にご来場いただきました。本記事では各地の盛り上がりの様子をご紹介します。
【実施内容】
■全国で101の灯台関連イベントを開催
・「海上保安庁」関連イベント
全国85か所で、海上保安庁主催による灯台一般公開や灯台に関する展示などのイベントが実施されました。
塩屋埼灯台では、10/26(日)の灯台一般公開にあわせてフレネルレンズタッチ体験のほかいわき集英学園書道部による書道パフォーマンスも行われ、映画『喜びも悲しみも幾歳月』の主題歌の歌詞の一部を書いた作品を完成させました。
【 #塩屋埼灯台一般公開 】
— 第二管区海上保安本部【公式】 (@JCG_2nd_RCGH) October 30, 2025
#福島海上保安部 は10月26日、塩屋埼灯台の一般公開を行いました!
お足元の悪い中、ご来場いただきありがとうございました!
いわき秀英中学高等学校書道部の「書道パフォーマンス」により、とても素敵な作品が出来上がりました!#海上保安庁 #二管海保 pic.twitter.com/ZM1hR56UAr
11月1日(土)からの3連休には、兵庫県内の歴史的灯台4基(旧和田岬灯台、神戸メリケンパークオリエンタルホテル灯台、大関酒造今津灯台、江埼灯台)を巡るスタンプラリーが行われ、1230名が参加。そのうち30名が全灯台制覇したとのことです。
#灯台記念日 に伴い #神戸海上保安部 管内の歴史的、特徴的な灯台4ヶ所を巡る #スタンプラリー を開催しました。
— 第五管区海上保安本部【公式】 (@JCG_5th_RCGH) November 14, 2025
参加者は1,230名、全灯台を制覇された方は30名おり、なかには県外からお越しになった方もおられました。
この度はご参加いただき、厚く御礼申し上げます。#五管区#江埼灯台 pic.twitter.com/LWmLNTzGX0
・地域連携イベント
全国16か所で地域連携による灯台PRイベントを開催。灯台を通じた地域の新しい魅力づくりに取り組みました。
このうち美保関灯台(島根県松江市)では、「美保関灯台が目覚める朝!岬の物語と灯台モーニング」を開催。歴史ある灯台と岬が静かに目覚める時間帯に焦点を当て、ガイド付き散策と朝食を通して、灯台の歴史や周辺地域の物語に触れる機会を提供しました。
入道埼灯台(秋田県男鹿市)では、入道埼灯台を切り口に、男鹿半島の海と人との歴史を影絵で描くパフォーマンス『入道埼灯台物語』を上演。小学生が灯台・ジオ・郷土料理を学び、公演に参加するワークショップも同時開催しました。
■全国各地で「海と灯台ウィーク」記念品を配布

日本財団「海と灯台プロジェクト」に参画する「海と灯台のまち」60市町村に「海と灯台ステーション」を開設。そのまちの灯台の写真を盛り込んだPRポスターを掲出するとともに、「海と灯台ウィーク2025」記念品として、灯台と海をデザインしたオリジナルステッカーを配布しました。この記念品は全国の参観灯台や、海と灯台ウィーク関連イベント会場でも配りました。
■灯台御守印配布

2025年度の新たな試みとして、灯台と、灯台擬人化プロジェクト「燈の守り人」キャラクターをデザインしたオリジナルの「灯台御守印(とうだいごしゅいん)」を制作。「海と灯台ウィーク」期間中、観音埼灯台(神奈川県)と野島埼灯台(千葉県)を参観された方に進呈しました。たくさんの方に参観いただき、配布開始から3日で配布終了となりました。
■海と灯台ウィーク2025 X投稿キャンペーン実施

海と灯台ウィーク記念品(ステッカーまたは灯台御守印)と灯台を一緒に撮影し、「#灯台時間」を付けてXに投稿すると、抽選で5名様に1万円分のギフトカードが当たる企画を11月末までの受付で実施しました。
キャンペーンの詳細はこちら
ステッカーを持って各地の灯台を巡り、投稿してくださる方も多く、続々と応募投稿が集まっています!
Xをご利用の方は「#灯台時間」で検索すると、これまでに寄せられた投稿をご覧いただけます。
海と灯台プロジェクト公式X https://twitter.com/umi_toudai
▲応募された写真の一部
■プレイベント「海と灯台サミット」(東京都)開催
10月20日(月)と21日(火)の2日間、「海と灯台サミット2025」を開催。21日に、クイズプレーヤー・伊沢拓司さんをはじめとする多彩な識者が“灯台時間”を語る「海と灯台サミット シンポジウム」を行いました。「旅×灯台」というテーマを軸に、灯台を通じて地域や海の魅力を再発見する可能性について議論しました。
イベントの詳細レポートはこちら(PR TIMES)
シンポジウムのほか、初日には、学術研究者らが登壇し、灯台の文化的・地質的価値や観光との関係を多角的に考察する学術会議「海と灯台学カンファレンス2025」を開催しました。「旅の目的地としての灯台が創る未来」をテーマに、考古学や歴史学、地質学、地域計画学などの視点から、持続可能な観光や地域づくりに向けた研究成果や課題を共有しました。
また2日目には、「海と灯台プロジェクト2025 中間報告会」も行い、持続可能な灯台利活用事業の開発に取り組む全国13団体が、今年度のこれまでの取り組みと今後の見通し、期待する成果などを発表しました。
■ギャラリーカフェで『旅する灯台パフェ』展(東京都)開催

「灯台記念日」の11月1日から8日までの8日間、都内のギャラリーで『旅する灯台パフェ』展を開催しました。
会場には、灯台の歴史や最近の灯台利活用事例などに関するパネルを展示。また、全国約3000基の灯台の中から5基を選び、特徴や魅力についての解説に加え、灯台を擬人化したキャラクター「燈の守り人」とのコラボ展示を実施しました。さらに灯台キャラクターたちが登場する音声ドラマの視聴コーナーや、記念撮影が楽しめるフォトスポットを開設したほか、灯台をベースに開発した甘く美しい5種類の「灯台パフェ」を提供しました。
■NHK「おはよう日本」で犬吠埼灯台からの生中継
2025年11月7日(金)、NHKの全国放送番組「おはよう日本」にて、「海と灯台ウィーク」にからめて犬吠埼灯台からの生中継が行われました。アナウンサーが灯台からの絶景や、灯台のレンズの役割などについて伝えたほか、「灯台記念日」や「海と灯台ウィーク」についても紹介いただきました。多くの方々に、灯台や当キャンペーン関連イベントに足を運んでいただける良いPRとなりました。
\灯台の魅力 再発見!/
— NHK おはよう日本 公式 (@nhk_ohayou) November 7, 2025
リポーターの狩野史長です
けさは千葉県銚子市の
「#犬吠埼灯台」から生中継
高さ約23.7mの場所から見る
朝日は格別!
実は犬吠埼は山頂や離島を除くと
日本で一番早く初日の出が見られる絶景スポットだそう
👇見逃し配信はNHK ONEでhttps://t.co/3ysVeWhRUG
👆34分頃~ pic.twitter.com/EHDagdrsQM

