関埼灯台で14の体験を提供する「灯台と星と海の物語」が開催されました
2025/12/10
大学生やNPOなどで構成される「さがのせきローカルデザイン会議」は、関埼灯台(大分県大分市)を軸に地域の新たな魅力を発見するためのイベント「灯台と星と海の物語~関埼灯台で感じる自然と歴史~」を実施しました。「海と灯台プロジェクト」の助成を受けた取り組みで、2025年11月1日(土)~3日(月・祝)と8日(土)~9日(日)の計5日間にわたって開催されました。
太平洋と瀬戸内海を結ぶ航路上の難所、佐賀関半島の東端に位置する関埼灯台は、1901(明治34)年に建設された鉄造灯台で、2022年に国の登録有形文化財に指定されています。今回のイベントは、そんな関埼灯台の魅力を再発見することで佐賀関半島を丸ごと楽しんでもらおうとの趣旨で企画されました。会期中、灯台シアターや天体観測、ワークショップ、周遊ツアーなど、多様な切り口から地域の自然と歴史に触れられる全14種類の体験プログラムが用意されました。
官舎跡広場で実施した「灯台シアター」では、海や灯台にまつわる映像コンテンツを上映。参加者は波の音に包まれながら、開放的な灯台時間を楽しんでいました。灯台へ向かう遊歩道には一夜限りのライトアップを施し、幻想的な雰囲気を演出しました。

灯台に隣接する天文台「JX金属 関崎みらい海星館」では、主に親子を対象としたプログラムを実施。大分海上保安部職員が灯台の役割を解説する「プラネタリウム灯台講演会」や、日本文理大学の学生による子ども向けワークショップや天体観測会が行われました。

さらに、交通手段が限られる佐賀関半島の移動課題に対応するため、大分市グリーンスローモビリティの臨時運行やエコモビリティを活用した学生ガイドによる周遊ツアーを実施。スローな移動を通し、佐賀関半島の自然をゆったりと感じる体験を提供しました。
5日間の開催で延べ約400名が来場し、アンケートでは多くの参加者が「とても満足」または「満足」と回答したとのことです。
イベントの詳しい報告は、PR TIMESでご覧いただけます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000381.000161057.html
【事務局より】イベント後、佐賀関にて大規模な火災が発生しました。謹んでお見舞い申し上げるとともに、一日も早い再建をお祈り申し上げます。
