灯台を核とした地域資源発見プログラム「坊ノ岬灯台ウォーク」を開催しました

2025/12/11

坊ノ岬灯台活用活性化委員会は、2025年11月24日(月)、「坊ノ岬灯台ウォーク」を開催しました。このイベントは、往復約3kmの道のりを歩きながら、坊ノ岬灯台と周辺に広がる自然・歴史・地質・植物を幅広く学ぶもので、「海と灯台プロジェクト」の助成を受けて実施されました。

同委員会は、坊ノ岬灯台と周辺の観光価値増大を目的に活動する団体で、今年度は6月から11月にかけて、灯台と周辺地域に関する解説板・パンフレット作成や、草刈りなどの環境整備などを実施してきました。今回実施された「坊ノ岬灯台ウォーク」は、今年度の集大成として開催されたものです。

参加者は全国から集まった34名。植物学と歴史・地質の各分野を専門とする講師が同行し、植生の特徴や灯台と地域の歴史、地質的な特徴など多角的な視点から解説しました。

坊ノ岬灯台では、串木野海上保安部の協力により灯台内部が特別に公開され、バルコニーから海と開聞岳、遠く屋久島まで望む絶景を楽しむことができました。その後は元大型タンカー船長による体験談や、灯台守にまつわるエピソードを聞き、灯台の重要性や先人たちの功績を学びました。最後には、映画『喜びも悲しみも幾歳月』の主題歌を参加者全員で歌い、灯台に関わってきた先人たちに思いをはせました。

古道整備や解説板・パンフレットの作成など、同委員会が今年度取り組んだ灯台周辺の環境整備の成果を活かし、歩きやすいルートと分かりやすい解説を提供することができたということです。

同委員会は「講師やゲストスピーカーのお話が多彩かつディープで、この地の魅力を総合的に知ってもらうことができた。当会としても多くの学びや経験が得られたので、これを生かして坊ノ岬灯台の利活用を次のステップに進めていきたい」と今回の企画を振り返っています。

リンク
絶景・歴史・地質・植物・灯台守の物語など…盛りだくさん!「坊ノ岬灯台ウォーク」を開催しました(PR TIMES)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000405.000161057.html