2025年度「新たな灯台利活用モデル事業」入道埼灯台の取り組み成果を公開
2026/04/03
秋田県男鹿市の入道埼灯台利活用事業実行委員会は、「入道埼灯台利活用推進事業」の成果と今後の展望を公表しました。本事業は、海と灯台プロジェクトが推進する「新たな灯台利活用モデル事業(2025年度)利活用コース」の助成を受けて実施したものです。
入道埼灯台は、約7,000万年前の地層「溶結凝灰岩」の上に建つ、地質学的にも貴重なジオスポットです。本事業では、昨年度の調査・検証で得られた成果をもとに、既存イベントのスパイラルアップ(継続的向上)に加え、新たな教育プログラムの実施、灯台周辺の散策コースの整備に着手しました。
取り組みの第一歩として、今後の新コースとして期待される「灯台を中心としたコース」の定着を目指し、ツアーガイドを対象とした勉強会を実施しました。火山学の専門家を招いてコースの魅力やジオに関する知識を深め、体験ツアーの案内に備えました。
そのうえで、昨年度初開催して好評を得たイベントの規模を拡大し、9月に「入道埼灯台石焼フェス&体験ツアー」を開催しました。男鹿市と秋田海上保安部主催の「入道埼灯台まつり」と合同開催した結果、来場者は約1,600人、灯台への来場者は1,227人にのぼり、記録的な大盛況となりました。
さらに、「入道埼灯台×ジオ×郷土料理」の関係性を幅広い世代に伝えるため、11月に親子参加型の教育プログラムイベント「入道埼灯台物語」を実施しました。参加者は、灯台下の「溶結凝灰岩」を使った郷土の石焼料理を実食した後、影絵を通して入道埼灯台の歴史やストーリーを学び、理解を深めました。
ハード面では、灯台周辺の遊歩道を石畳で整備したほか、海岸の溶結凝灰岩を観察するルート上にある階段の手すりを改修し、来場者が安全・安心に灯台周辺を散策できる環境を整えました。
これらの成果を踏まえ、将来的な事業の自走を意識して、来年度以降も「入道埼灯台石焼フェス」などのイベントを継続開催していく方針です。地元事業者、地域住民、自治体、海上保安庁との良好な連携をさらに強化し、灯台の魅力向上と地域活性化に貢献する活動を続けていくとしています。
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