灯台とは?

歴史

現在、日本では3000を超える灯台が運用されています。それら現代の灯台の歴史は意外と浅く、明治維新の時代。徳川幕府による鎖国が解かれた1866年、日本とイギリスの間で結ばれた江戸条約によって8基の灯台を建設することになります。この約束が急を要するということで、幕府はすでに来日していたフランス人技師フランソワ・レオンス・ヴェルニーに命じて観音埼(神奈川)と野島埼(千葉)の2基、さらに条約に基づいたものではありませんでしたが、品川(東京)と城ヶ島(神奈川)の計4基を建設。その後、明治政府に引き継がれ、残りの6基:神子元島(静岡)、樫野埼(和歌山)、潮岬(和歌山)、伊王島(長崎)、佐多岬(鹿児島)、劔埼(神奈川)が、のちに「日本灯台の父」と呼ばれるイギリス人技師リチャード・ヘンリー・ブランドンの設計・指導により建設されます。その後、ブラントンは8年間の日本滞在期間中に合計30基余りの主要灯台を建設。日本の灯台システムの礎を築いていくのです。

役割

灯台の主な役割は、海上の船舶が安全に、そして効率的に航行するためのサポートです。船が他の船との接触や暗礁に乗り上げることを避けながら、最短ルートを航行するためには目印が必要です。これらを「航路標識」と呼び、その中で光を発して合図を送る仕組みを持つ灯台は、「光波標識」と呼ばれています。ちなみにそのほかには電波を利用する「電波標識」や、電光掲示板や無線などを使うものがあります。

灯台の楽しみ方

アクセスを楽しむ

灯台のほとんどは海に面した場所に立つ。ただし、そのアクセス方法はさまざま。鬱蒼とした森の中をひたすら歩き続けなければならない灯台や、船をチャーターしなければならない灯台も。ここではそんな特徴あるアクセス方法別にセレクトしてみた。


ロケーションを楽しむ

中にはアクセスするだけでも大変な灯台もあるが、たどり着いた先には素晴らしい世界が広がっている。ここは日本か…と思うような「最果て感」を感じたり、のんびりとした馬が自然と戯れる姿を目の当たりにしたり。昼と夜で違う風景が楽しめるのも灯台ならではだ。


カタチを楽しむ

灯台には建築的な価値の高いものも多い。それは洋式灯台そのものが日本の近代化とともに歩んできたことと無縁ではない。日本の灯台の父リチャード・ブラントンが明治時代に設計したものから、全身ガラス製の灯台まで。ここでは色やカタチが特徴的なものを集めた。