鶴御埼灯台が「星空フォトコンテスト」ワンシャッター部門最優秀賞作品に
2024/04/16天体望遠鏡などを手がける総合光学機器メーカー「ビクセン」が実施した「第4回星空フォトコンテスト〜それぞれの宙を見上げて〜」で、灯台の光を活かした作品がワンシャッター部門の最優秀賞に選ばれました。
宙(そら)を見上げる時の思いを写真や動画にして応募する同コンテスト。自然風景・人物・建築物などと星空を組み合わせた作品や、月・惑星・星雲星団・天文現象などをテーマにした作品が審査対象となっています。
合成手法を用いない1枚撮り作品を対象としたワンシャッター部門の最優秀賞に選ばれたのは、「道標」と題した松尾拓哉さんの作品。豊後水道に突き出た鶴見半島の先端、海抜200mの絶壁に立つ鶴御埼灯台(大分県佐伯市)が左右に光を放つ様子と勢いよく流れる雲、そして雲の切れ間から現れた天の川が印象的に描写されています。
審査員を務めた日本星景写真協会理事の大西浩次さんは「雲が飛び散ってそこから一気に星空が出てくる。(そこに)灯台がきれいなラインを入れて(いる)。この横一本のラインと雲の流れ、そして天の川の色。これは本当に素晴らしい構図。瞬間をしっかりとらえている」と作品を解説しています(ビクセン公式YouTubeより)。
灯台は、海岸線にそびえ立つ独特な形状と存在感で、風景写真にアクセントを加えることができる存在。天候や時間帯によっても全く表情が異なり、被写体としても奥が深い建造物です。近い将来、「灯台写真」というジャンルがメジャーになっているといいですね。
第4回「星空フォトコンテスト 2023 〜それぞれの宙を見上げて〜」入賞作発表
https://www.vixen.co.jp/activity/photo_contest_2023_results/