「恋する灯台」認定表敬訪問レポート⑫【千葉県いすみ市 太東埼灯台】

2019/07/30

こんにちは。日本ロマンチスト教会です。2019年 日本財団 海と日本プロジェクト「恋する灯台認定行脚2019」第2弾は、千葉県いすみ市 太東埼灯台です。この太東埼灯台は、昭和251950)年につくられ、その後、昭和471972)年、激しい海蝕により大規模な崖崩れがあったため、現在の場所に新設されたとのことです。

 

太平洋を臨むランドスケープというのは、やはり圧倒的な世界の果て感があります。どこか、このまま世界の果てまで吸い込まれてしまいそうな、そんな異国情緒すら感じてしまいます。そして太東埼灯台は、その立派なフォルムが印象的。周辺はきれいに整備され、見晴らしのよい展望台になっています。

千葉県いすみ市は、山・川・森・海と自然が豊かで、いすみ鉄道が走る田園風景がのどかな雰囲気。そして初夏には光鮮やかな蛍が飛び交い、見上げた星空も美しい街です。

 

いすみ市・太田市長を表敬訪問した際には地元・太東埼燈台クラブの伊藤理事長、成澤総務部長にも同席いただき、恋する灯台プロジェクトの意義、全国灯台文化価値創造プロジェクトの目的などをお話しさせていただきました。

すると、灯台活用についてモニュメントはもとより、錠前の取組など他の認定地域が実施しているものもお手本にしながら、いすみ市らしい取組にチャレンジしてみたいと、とても前向きなご意見をいただきました。

東京から少し足を伸ばすだけで、こんなに素敵な風景が広がるいすみ市。同じ九十九里浜に屹立する飯岡灯台(2018年度認定灯台)と合わせた恋する灯台を巡る旅は、絶好のドライブルートかもしれません。

それぞれの恋する灯台のまちでは、さまざまな灯台の利活用が進み、ますます灯台を通じて、地域の海の文化に関心を持ってもらえると嬉しく思います。