「恋する灯台」認定表敬訪問レポート⑲【北海道網走市 能取岬灯台】
2019/09/30こんにちは。日本ロマンチスト教会です。2019年 日本財団 海と日本プロジェクト「恋する灯台認定行脚2019」第9弾は、北海道網走市の能取岬灯台です。
網走といえば、言わずとも有名なのは網走刑務所。実はこの網走刑務所と北海道開拓は所縁が深いんです。北海道開拓の要となった道路整備などに、網走刑務所の囚人たちが深く携わっているのだそうです。
また網走は、オホーツクの沿岸漁業の拠点として先人たちの想像を絶する苦労と努力により、北海道の豊かな水産資源を支えてきました。
冬はマイナス20℃にもなるこの極寒の地に、1917年に初灯されたのが能取岬灯台です!
当時、ロシア帝国の南下政策に備える拠点として開拓が急がれた北海道。それから100年の時をへて、この灯台は今、何を思っているのでしょうか?
この灯台は、八角形という珍しいフォルムに、白と黒のストライプという美しいデザインが施されています。網走国定公園内に位置し、周囲には大草原に広がっています。岬の先端からオホーツク海を臨むと、遠浅な海岸には白波が寄せては打ち返す。その音は悠久の時を感じさせ、心地よく耳に響いてきます。
網走市は、今回の認定を歓迎し、市役所前、道の駅の前などに、恋する灯台の幟がたくさん掲げられていました。
そして今回の表敬訪問および認定式は、灯台のそばで行われたこともあり、大勢のメディアが取材に訪れてくださったことで、主旨を伝えることができました。
恋する灯台の認定式の翌日には灯台の一般公開が行われ、さらに翌々日には、灯台がコースに含まれる網走マラソンが行われ、大いに盛り上がりました。