「恋するペア灯台」がお出迎え!「城ヶ島水仙まつり」開催レポート【神奈川県三浦市 安房埼・城ヶ島灯台】

2020/06/05

都心から日帰りでお出かけできる観光スポットとして人気の高い、神奈川県三浦市・城ヶ島。2013年にはミシュランが発行する外国人向けの観光ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で 、“寄り道する価値のある場所”として2つ星を獲得した神奈川県最大の自然島です。

海からの侵食によってできた海蝕洞穴「馬の背洞門」などの景勝地のほか、島内の東半分を占める県立城ヶ島公園では初夏にアジサイ、初秋にススキ、そして冬には水仙が群生し、訪れる者の目を楽しませています。

そんな四季折々で見どころ満載の城ヶ島では、2020年の1月12日から2月16日まで「第19回城ヶ島水仙まつり」が開催されました。

島内全域を使ったスタンプラリーも実施され、 “恋するペア灯台”である「城ヶ島灯台&安房埼灯台」もイベントを盛り上げていましたよ!

城ヶ島の春を告げる花として知られる八重水仙は、島内全体でなんと70万株。「安房埼灯台」の建つ城ヶ島公園から「城ヶ島灯台」までは1.6kmのハイキングコースで結ばれ、“水仙ロード”と呼ばれています。

 

そして30万株が咲き誇るという城ヶ島公園では、お祭り期間中の1月19日に特設イベントを開催。水仙の見ごろは2月6日頃だったため満開ではなかったそうですが、この時期でもなかなかの見ごたえですよね。

この日訪れた2500人の来場者は、潮風に揺られながら可憐な花を咲かせる水仙と、陣屋太鼓の演奏やおかみさん会の踊り、陣屋汁の無料サービスを楽しみました。

 

また水仙まつりの最終日である2月16日には「城ヶ島灯台」の特別開放も実施。

海上保安官の制服&“海猿”のウエットスーツが着用できる撮影会や、約30もの着ぐるみが集結する「着ぐるみふれあいイベント」が企画された他、野菜や水産加工品が格安販売される「水仙市」も。

 

そして今ではすっかり恒例となった「ガラポン抽選会」や城ヶ島灯台のラッピングと記念撮影すればもらえる「城ヶ島産サザエの壺焼きプレゼント(先着500個)」なども行われ、5週間に渡ったお祭りは盛況のうちに幕を閉じました。

関係施設が一部閉鎖されるなど自粛が続く城ヶ島(5月末現在)。今はしばしの辛抱ですが、来年の水仙の開花を楽しみに待ちたいですね。