「恋する灯台」とあわせて楽しむ!「越前海岸水仙まつり」開催【福井県越前町 越前岬灯台】

2020/02/27

淡路島、南房総・鋸南町と並び「日本三大水仙群生地」として知られる福井県の越前海岸。冬のデートスポットとしてもおすすめなこちらで、毎年大勢の人々が訪れる「越前海岸水仙まつり」が、2019年12月14日~2020年1月20日まで開催されました。

越前岬周辺に咲く水仙は「越前水仙」と呼ばれ、その面積はなんと日本最大。お祭りも越前町、南越前町河野、福井市越廼の各地区がタッグを組んで行われるというから驚きです。

期間中は各会場がそれぞれテーマを設定し、順繰りにイベントを実施していきます。「越前岬水仙ランド」をメイン会場とする越前町では、「水仙・カニフェア」を12月21日(土)・22(日)で開催! 冬の味覚まで楽しめるなんて、ぜひカップルで味わいたいものですよね。

“四季の大自然”をテーマとする「越前岬水仙ランド」は「恋する灯台」越前岬灯台が建つ自然派テーマ施設で、水仙の資料館「ガーデンクラブハウス 水仙の館」やガレットカフェ「haze(ヘイズ)」が併設されるなど、実施会場の中でも最大規模となっています。恋する2人で灯台と水仙を愛でながら、この季節、ここでしか見られないロマンチックなデ風景がじっくり楽しめます。

当日は特設テントにて水仙譲による「越前水仙のプレゼント」や「もちつき実演とふるまい」、若狭の珍味「へしこの食べくらべ」などが行われた他、エビやカニなど福井の海の幸がふんだんに使われた「漁師鍋」や「越前水仙&特産品」の販売、そして越前水仙を使ったお正月花などの「ワークショップ」も。

今シーズンは暖冬で、全国的に水仙の開花状況は遅めの傾向でしたが、イベントには2日間で約6000人が来場。越前町観光連盟によると「天候があまりよくなかったので若干少なめ」とのことでしたが、なかなかの盛況ぶりですよね。

またこちらの会場では期間中の通しイベントとして、「学芸員による水仙ガイド」(※日時指定あり)やハーバリウム&アロマワックス作り体験ができる「ワークショップ」、「水仙の館内クイズラリー」(※プチギフト進呈)が催された他、カフェ「haze」にて水仙まつり限定クレープ「Narcisse(ナルキッソス)」の販売も行われました。

 

そして1月11日(土)には「恋する灯台」も一般開放され、この頃には水仙も見ごろのシーズンに。例年、満開時期には6ヘクタールの敷地に約1500万本の水仙が咲き誇るというこちらの水仙畑、今年はシカやイノシシなどの獣害に見舞われてしまいましたが、それでも漂う水仙の甘い香りは、訪れた恋人たちを十分ときめかせたのでは…?

一か月以上に渡って行われた「越前海岸水仙まつり」の来場者たちは、白亜の「恋する灯台」と可憐な白花を咲かせる「越前水仙」のコラボレーションで一足早い春の訪れを満喫しました。