「恋する灯台」の島に、クラフトビールに恋した人たちが大集合!【岡山県笠岡市 六島灯台】

2020/01/24

岡山県の最南端、瀬戸内海の真ん中に位置する六島(むしま)。その南側に「恋する灯台」認定灯台・六島灯台があります。

笠岡諸島に属する六島の周囲には多くの島々があり、潮の流れが速く危険な海域だったため、岡山県内で初めて灯台が設置されました。大正11(1922)年のことで、昭和59(1984)年の改築を経て現在も船の安全を守っています。

六島灯台の見どころは何と言っても冬場に咲き誇る約10万本の水仙。シーズンには水仙の甘い香りが漂い、寒さで固くなりがちな気持ちもやわらぎます。

そんな「恋する灯台のある島」で行われたのが「六島オクトーバーフェスト」。2019年10月26日・27日の2日間にわたって開催されたこのイベントでは、六島で醸造されたクラフトビールや六島の豊かな海の恵みによるごちそうが振る舞われました。

オクトーバーフェスト実行委員会のメンバーで、六島でクラフトビールをつくる「六島浜醸造所」の井関さんは、かつて六島に存在した麦畑の復活と、そこでとれた麦を100%使用したビールづくりに取り組んでいます。

大阪で生まれ育ったという井関さん。六島には祖母が住んでいて、都会では感じにくくなった「人のつながり」に魅力を感じ、2016年から地域おこし協力隊として六島に移住しました。

「六島灯台の魅力は、灯台へ続く道を抜けたときに目の前に広がる大海原! 見渡す限りの瀬戸内の海が、より灯台の存在感を際立たせてくれます。それから、六島周辺の海では東西の海流が交錯するため潮の流れが速いんです。この潮にもまれた魚は身が引き締まってとってもおいしいんですよ!」と、六島と灯台の魅力を教えてくれました。

オクトーバーフェストには六島浜醸造所だけでなく、井関さんのビールづくりに協力してくれている醸造所や1樽限定の希少なビール、さらに地域の料理店が出店し、訪れた人をおもてなし。

また、六島の名産としてチェックしてほしい! とおすすめされたのは「ひじき」。うまみと磯の香り、そしてコリコリとした食管が特徴の天然ひじきに「ハマる」人も多いのだとか。

オクトーバーフェストの当日は、島の外からも多くのお客さんが訪れ、六島の海の幸とともにクラフトビールを楽しんでいました。もちろん、「恋する灯台」を訪れたカップルも、この日は灯台散策とビールの祭典をまるごと楽しめた様子。

 

そんな「恋する灯台」六島灯台の一般公開も、このビールの祭典に併せて実現したそうです。

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「恋する灯台」が見守る小さな島と大きな海。井関さんは「小さな島がこんなに大きな可能性を秘めていることを、もっと多くの人に知ってもらいたい。そのためにこれからも新しいビールづくりに挑戦したいです」と、六島に根ざしたビールづくりへの想いを語ってくれました。

六島灯台へ訪れる際は、ぜひ2人で井関さんたちの「ビール愛」あふれるクラフトビールも味わってみてください。