「恋する灯台」コラボも!日が沈む聖地・出雲のソウルフード「バラパン」とは?【島根県出雲市 出雲日御碕灯台】

2019/12/27

島根半島の北西部に突き出した「日御碕(ひのみさき)」に位置する「恋する灯台」認定の「出雲日御碕灯台」。

県内でも有数の名所として知られる出雲大社から車で20分弱の場所にあり、雄大な日本海を望むことができる場所です。

特に半島から見られる夕日は絶景でもあり、「日が沈む聖地出雲」として日本遺産にも認定されているほど。カップルで訪れたなら、2人で夕日を望みながらロマンチックな気分に浸れますね。

 

また、夕日と同じくらいに出雲市の人々に親しまれているのが「バラパン」。島根県には法事の際にパンをお供えする習慣があり、出雲のソウルフードでもあるバラパンもよくお供えされるのだそう。

写真提供:(有)なんぽうぱん

バラパンは地元のパン工場である「なんぽうぱん」が製造・販売しており、バラの花のように丸く巻いたパン生地と、生地にサンドされた自家製クリームが特徴。開発されたのはなんと今から60年以上前なのだとか。

発売以来、出雲の人々に広く愛されるロングセラーとなり、出雲の“ソウルフード”として親しまれています。

写真提供:(有)なんぽうぱん

 

写真提供:(有)なんぽうぱん

さらにこの「バラパン」と、出雲の魅力である夕日をかけ合わせた「夕日バラパン」も誕生しているそうです。

開発に乗り出したのは、地元に店舗を構える「ふじひろ珈琲」。

バラパンが大好きというオーナーの伊藤さんが「日が沈む聖地出雲」PRの一環として開発に携わり、中央に夕日をイメージした赤いグミをあしらい、出雲日御碕灯台をかたどったクッキーをのせたスペシャル夕日バラパンが完成しました。

写真提供:ふじひろ珈琲店

出雲日御碕灯台で行われた「夕日のコンサート」にて、100個限定で販売されましたが、30分で完売するほどの人気だったそう。

コンサート会場での限定販売だった夕日バラパン。「夕日バラパンを食べてみたい!」という地域の人々の声を受けて、製造元であるなんぽうぱんが本格的に「夕日バラパン」の開発に着手。

ふじひろ珈琲が開発した夕日バラパンは優しい味わいのカボチャ味のクリームでしたが、新たに生まれたなんぽうぱんの夕日バラパンはバタークリームとマーマレードのダブル使いで、クリームの甘みのなかにさわやかな甘酸っぱさが感じられる味わいに。

 

写真提供:(有)なんぽうぱん

さらに、夕日を背景にたたずむ「恋する灯台」出雲日御碕灯台をあしらったスペシャルパッケージも登場! パン生地も夕日を思わせる黄色のカラーリングで、「日が沈む聖地出雲」と出雲のソウルフード「バラパン」が融合した、新たな「夕日バラパン」が生まれました。

出雲名物のひとつとして人気のバラパンは、現在も品薄状態が続いているそう。「恋する灯台」出雲日御碕灯台を訪れた際にはあわせて市内の散策を。バラパンを見かけたら、ぜひゲットしてくださいね。