あっという間に完売!「恋する灯台」をイメージしたブレンドコーヒー【熊本県上天草市 湯島灯台】

2019/11/30

湯島は熊本県・天草諸島と長崎県・島原半島の中間にある小さな島。この湯島の西部にたたずむのが「湯島灯台」です。

湯島灯台が建てられたのは今から20世紀前半。大正5年(1916年)の初点灯から100年以上にわたり島原・天草の歴史を見守ってきました。

湯島の人口は300人弱で、島民よりもネコのほうが多いといわれるほどたくさんのネコが暮らしており「ネコの島」とも呼ばれているそう。

島の南部にある港から徒歩20分ほどで到着する湯島灯台。ネコたちの姿を眺めながらゆっくり歩くこともでき、旅行中のデートにもぴったり。穏やかな時間が流れる湯島の雰囲気も相まって、2016年に「恋する灯台」に認定されました。

そんな「恋する灯台」湯島灯台をイメージした“オリジナルブレンドコーヒー”も製造されたのだとか。

コーヒーの開発に携わったのは、当時湯島に住み地域おこし協力隊として活動していた浅場智恵子さん。生まれも育ちも東京という浅場さんですが、母親の故郷である熊本県に移住し、友人の誘いで訪れた湯島の“何もない”ことによる豊かさに感動し、上天草市の地域おこし協力隊に参加されたそうです

「恋する灯台」湯島灯台をイメージしたコーヒーに込めた思いは「好き」「幸せ」「おいしい」という喜びの気持ち。「恋をしているときの幸せいっぱいな気持ち」をテーマに、幸せな気持ちになれるコーヒーをめざし、協力してくれた専門店とともに開発に打ち込んだそうです。

こだわりポイントは、チョコのような甘さと濃厚さとラズベリーのような甘酸っぱさ。そうして完成したオリジナルブレンドコーヒーは、ほのかな酸味と深いコクを感じられる味わいで、パッケージにものんびりと休む猫のシルエットがあしらわれ、ほっこりしたデザインです。

飲んだ方々からは「おいしい!」と好評で、早々に完売してしまったそうです!

浅場さんは湯島の魅力を「島の人が気さくで島民みんなが家族のように助け合って生活している湯島。のびのびと暮らしているネコたちの姿も見られて、のんびりとした時間が流れているのが湯島の大きな魅力です」と語ります。

「湯島灯台は島の西側にあるので、きれいな夕日をバックにした灯台の姿も見られるんです。灯台に続く道のりには猫の足跡が描かれているところもあって、楽しいですよ」と、湯島灯台を訪れる際の見どころも教えてくれました。

島のシンボルとして親しまれてきた湯島灯台。のんびりと過ごす猫たちとともに過ごす穏やかな時間は、ふたりにとってかけがえのない思い出になりそうです。