打ち上げ花火は灯台から見る?映画の舞台になった花火大会へ【千葉県旭市 飯岡灯台】
2019/08/271993年にテレビドラマとして好評を博し、後に劇場化され大ヒットした『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』。その重要なシーンに登場するのが千葉県旭市の「飯岡灯台」です。
2018年「恋する灯台」に認定された灯台は、憩いの場であると同時に “舞台巡り”の地として全国から多くのファンが訪れます。ここから見下ろせる飯岡海岸で、7月末、映画のモチーフとなった海浜花火大会が開催されました。花火大会は、“見て、驚いて、楽しむ”をコンセプトにした「旭市いいおかYOU・遊フェスティバル」(7月27日、28日開催)の中の、27日の夜の部を彩るイベントです。
今年は台風接近の影響が懸念されたものの、ダンスパフォーマンスが披露されるステージショーや神輿の練り歩き、そしてイベントの目玉・花火大会も無事決行されました!
1時間で約1万発を打ち上げるスピーディで贅沢なプログラム構成の花火大会では、スターマインを中心にいろとりどりの花火が夜空に次々と花開きます。
九十九里浜の東端に位置する飯岡海岸で打ち上げられることもあり、広範囲で花火を鑑賞できるのも嬉しいポイントです。この地域で最大級と言われる花火大会では、毎年約10万人の人出があります。地元はもちろん県内外の人々から愛されている、旭市の夏の風物詩です。
気になる「打ち上げ花火は下と横、どっちから見るか?」ですが、会場の一つ、萩園公園からは、花火はほぼ“下”から見ることができます。
一方“横”から眺めるのに最適なのが、海面から約65mという断崖・屏風ヶ浦の南端、刑部岬に立つ飯岡灯台エリア!
飯岡灯台は映画で少年たちが登っていたような人が昇れる施設ではないので、灯台のすぐ近くにある展望施設から眺めましょう。ここからならほぼ真横に上がる花火を心ゆくまで楽しむことができます。
また、灯台の手前には、作品の舞台になったことを記念したモニュメントも。
柱に手をかざすとドラマの主題歌「FOREVER FRIENDS」のオルゴールが鳴る仕掛けもありますので、訪れた際はぜひ耳を傾けてみてください。
ちなみに花火の会場となった飯岡海岸では、7月末まで「あさひ砂の彫刻美術展2019」も開催されました。まさに彫刻と呼ぶにふさわしいクリエイティブな作品ですよね。
飯岡灯台に見守られながら、今年も海水浴に、花火に、美術展にと盛りだくさんのイベントが実施され、旭市の夏を盛り上げています。