新しい年を白亜の「恋する灯台」ライトアップと共に【三重県志摩市 大王埼灯台】

2020/02/04

2019年に「恋する灯台」に認定された大王埼灯台(三重県志摩市)は、階段を伝い頂上まで登ることができる全国有数の参観灯台のひとつです。南西には米子浜、麦崎灯台、北には安乗埼灯台、そして遠方の島々まで望むことができます。この他、志摩市には参観できる安乗埼灯台もあり、灯台好きの心をウキウキさせてくれるエリアですよね。

 

なかでも、360度の大パノラマが魅力の大王埼灯台は、昨年「恋する灯台」として注目を集めたことで、カップルや夫婦連れをはじめ国内外からたくさんの観光客が訪れました。そして新年を迎える朝の美しい初日の出も人気ですが、幻想的な雰囲気が味わえる年末年始のライトアップも魅力なんですよ。

大晦日から正月3日までの4日間行われるライトアップ。暗闇に白亜の灯台が浮かび上がり、幻想的でとてもロマンチックな雰囲気に包まれます。平成17年ごろからスタートしたライトアップは、お客様からの評判もとてもよく「灯台のイメージアップに!」という願いを込めて、現在まで続いているそうです。

三重県志摩市観光協会によると、2020年は、ライトアップを楽しんだ多くの方が、八幡さん公園、崎山公園での初日の出を拝むというコースで、年末年始の大王埼灯台を堪能してくださったようです。

今年は「崎山公園から日の出と富士山が見えて感動した!」という声が多かったとのこと。令和初となる年末年始のライトアップはいつも以上に特別感があったようです。家族、カップル、友達で、スマホを片手に写真を撮って楽しむ姿があちこちで見られ、寒さも吹き飛ぶほど、あたたかく幸せな雰囲気に包まれていたそうです。

 

大王埼灯台に向かう道には、干物の天日干しが並ぶ海産物店や真珠製品店が並び、この町の人々の優しさを感じながら、楽しく灯台まで行けるというのも魅力。ライトアップ時には、日の出時間に合わせて周辺のお店も営業していたのだとか。地域で灯台を盛り上げる、そんな気持ちが伝わってきますよね。

 

現在、大王埼灯台のライトアップは年末年始のみの特別なイベントとなっています。今後は、インスタスポットになるような灯台コラボを検討中とのこと。幻想的で、星が綺麗に見えるというライトアップの機会も増えるかも?! 

 

志摩市では、伊勢えび、アワビなどの海の幸が採れ、海の日記念日や灯台記念日には海の幸のふるまいもあります。温泉もあり、ロマンチックな灯台も楽しむことができます。特別な日にも何気ない日にも、二人だけの時間、ゆったりとした1日を過ごすにはぴったりのスポットです。