絶景の灯台で、一生の宝になる「フォト婚」を【愛媛県伊方町 佐田岬灯台】

2018/08/24

四国の西の端、「日本一長い半島」として知られる佐田岬半島。その突端にあるのが「恋する灯台」の一つ、佐田岬灯台です。 昨年点灯100年を迎えた佐田岬灯台は、鉄筋コンクリート造の大型灯台としては日本最古のもので、国の有形文化財にも認定。風格ある八角形の造りが、1世紀に渡り海の守りを務めてきた歴史を感じさせます。 そんな佐田岬灯台、最近は「フォト婚(フォトウェディング)」の聖地として注目されているようです。 フォト婚とは、結婚式や披露宴にこだわらないカップルが、式の代わりに二人で素敵な記念写真を撮影すること。衣装やロケ地、演出に思い切り凝っても、式や披露宴に比べてリーズナブルにできるとあって、人気が高まっているようです。ハネムーンの日程に撮影を組み入れたり、入籍後落ち着いてからゆっくりフォト婚旅行…など、スケジュールの融通が聞くのもいいですね。 さて、佐田岬灯台がフォト婚のステージとして選ばれている理由は、何と言っても景色の素晴らしさでしょう。 たとえば、現地の駐車場と灯台を結ぶ遊歩道の途中にある「椿山展望台」。緑豊かな岬の突端付近に建つ白亜の灯台の向こうに、対岸の国東半島を望む雄大な景色。愛媛県と大分県を結ぶ連絡船や、豊予海峡の海の幸を追う漁船もちらほら行き交い、人のくらしに寄り添う海の姿を感じさせます。 また、点灯100年に合わせて整備された「御籠島展望台」からは、断崖絶壁の上にそびえ立つ灯台の雄姿が。地元でも「最も美しく灯台が見える」とされる絶景ポイントです。こうした絶景なら、二人の門出の舞台装置として申し分ありません。 それから、二人の気持ちを近づける仕掛けがたくさん用意されているのも、人気の秘密かもしれません。 たとえば、先ほど紹介した遊歩道。約1.3km(徒歩約20分)の道のりは雑木林が形づくる緑のトンネルが続き、ちょっと秘密のデート気分。歩いている間、灯台はなかなか見えてこず、最後の階段を登る時に突然、巨大な姿がひょっこり出現。そんなサプライズ的な感動も二人で共有できます。 そして、椿山展望台にあるハート形のモニュメント「ラブリング」や、御籠島の灯台をかたどったモニュメント「永遠の灯」、また遊歩道から行ける美しい海岸など、ロマンチックなスポットがいろいろ。 ここを訪れるカップルが増えてきた動きに地元の愛媛県伊方町も対応し、写真スタジオや結婚式場、貸衣装店、花屋さんなどと協力して「佐田岬の灯台フォト婚」をサポートする態勢を整えつつあります。 下に掲載したのは案内パンフレットの一部ですが、これだけ素敵な写真が撮れるのなら、相談してみたくなりますね。 ぜひお二人で佐田岬灯台を訪ね、こうしたスポットで誓いを形に残してはいかがでしょうか。日本一長い半島の岬で海を守ってきた灯台が、お二人の道のりも永く照らしてくれることでしょう。