より便利に!大須埼灯台に駐車場新設&ドライブマップ完成【宮城県石巻市 大須埼灯台】
2022/01/27三陸のリアス式海岸に連なる石巻市・雄勝半島。半島の先端に位置する大須浜の高台では、大須埼灯台が1949年(昭和24年)の初点灯から今も変わらずに沖合を航行する船舶の安全を見守っています。
灯台の建つ敷地内は地元のボランティア団体によって整備され、四季折々には美しい花々が灯台を彩ります。また、高台から眼下に広がる大須漁港はハートマークに見えると評判で、カップルはもちろんのこと県内外から訪れた多くの人たちの目を楽しませています。
そんな憩いのスポット“大須埼灯台”に、昨年6月、駐車場が新設されました。その後半年が経った現状について、石巻市役所・雄勝総合支所地域振興課の沼田翔吾さんにお聞きしました。
そもそも県道238号線脇にあった収容台数3台の旧駐車場から、大須埼灯台が建つ高台までは約300mほど。狭い路地を抜けて少し急な坂道を登る必要がありました。
「恋する灯台に認定されたことを受け、皆さんに親しんでいただくと同時により多くの方々に来ていただくにあたり、駐車場が必要でした」(沼田さん)
そこで石巻市は大須埼灯台が2018年に恋する灯台に認定されたことをきっかけに、周辺道路や駐車場などを整備することを決定。それから新たな市道の引き込みなど数年の工事期間を経てこのほど整備完了に。灯台の近くまで車を乗り入れることが可能となり、かなり便利になりました。
収容台数は普通車10台、このほかにバスや身障者用のスペースも入れると計12台が駐車可能です。
この他にも駐車場から灯台まで至る約145mの遊歩道や、夜間に足元を照らすフットライトなどの照明も設置されました。
「駐車場にはトイレも新設されたので、地元の方からは便利になったなどの声をいただいています」(同)
また、駐車場の完成に先駆け、2月には「雄勝半島灯台ドライブマップ」も完成。このマップでは大須埼灯台はもちろんのこと、灯台周辺の観光スポットやグルメ情報が紹介されています。
雄勝半島の見どころ&食べ処をぐるりとめぐりつつ、大須埼灯台でゴール。雄勝までのアクセス情報も掲載されているので、あまり土地勘がない場合には大活躍してくれそうです。
さらに利用しやすくなった大須埼灯台。灯台デートやお散歩など、今後は駐車場&ドライブマップをご活用くださいね。
取材:足立美由紀