132年稼働中!恵山岬灯台の歴史、魅力、トリビアを学ぶガイドウォーク開催【北海道函館市・恵山岬灯台】

2022/11/28

恵山岬灯台活用協議会が、2022年11月6日(日)に「恵山岬灯台ガイドウォーク」を開催。本イベントは、灯台の存在意義を高め、灯台を起点とする海洋文化を次世代へと継承していく「海と灯台プロジェクト 新たな灯台利活用モデル事業」の一環で、恵山岬灯台の活用に関する調査研究のひとつとして、初点灯から132年間稼働し続けている恵山岬灯台の機能と魅力、さまざまな灯台トリビアを、18名の参加者に紹介しました。

「恵山岬灯台ガイドウォーク」の内容は、北海道函館市に位置する恵山岬灯台周辺を散策しながら、恵山岬灯台の歴史や魅力を解説するほか、これまで注目が少なかった灯台の知識などを紹介するプログラムです。ガイドウォークは開催日に3回に分けて実施され、参加者はそれぞれの時間前までに恵山岬灯台に集合してスタートしました。歩きやすく整備された恵山岬灯台公園内の散策路をフリップを使ってビジュアルを提示しながら解説される、さまざまな灯台知識を聞きながら日本や世界の灯台が描かれている公園の遊歩道をゆっくり歩みを進めることができます。

イベントに参加した50代男性は、「初めて聞く話ばかり。分かりやすい解説で、灯台の役割や価値が良く分かりました」と驚いた様子。50代女性からは「恵山の噴火が海の難所とつながるなんて思っていませんでした」という声なども挙がりました。40代男性は「恵山岬が海上交通の重要なポイントだと知ることができてよかった」や「恵山岬には初めて来た。良いきっかけをもらってうれしい」と話し、30代男性は「灯台に関する話はもちろん、この地域に関する理解も深まったのが良かったです」とイベント参加の感想を口にしました。

開催日はちょうど「海と灯台ウィーク」期間中で、海上保安庁による恵山岬灯台の一般公開も実施されました。写真は恵山岬灯台のフレネルレンズを接写したものです。ガイドありなら、おすすめの撮影スポットなども紹介してもらえる貴重な機会。カメラ片手にこういったスペシャルなイベントに足を運び、灯台を知るきっかけにしてみてはいかがでしょう。

文:タナカシノブ