「灯台の日」一般公開&菓子まきも!「新たな灯台利活用モデル事業」採択の灯台がめざす地域活性化【愛知県美浜町 野間埼灯台】

2022/12/01

「野間埼灯台」があるのは、愛知県・知多半島の西側。海岸沿いでアクセスしやすいこともあり、地元では「野間灯台」と呼ばれデートやレジャーにもぴったりのスポットとして知られています。

初点灯は大正時代の1921年と100年以上の歴史をもつ愛知県最古の灯台で、国の登録有形文化財にも指定されています。

そんな野間埼灯台を核とした、知多半島エリアの活性化への取り組みも進んでいます。

野間埼灯台ポータル化実行委員会は、「新たな灯台利活用モデル事業」(一般社団法人海洋文化創造フォーラム)の採択を受け、知多半島エリアの活性化事業を推進していくことが決まりました。

その第一弾として行われたのが、2022年11月5日(土)の「灯台の日」イベント。一般社団法人 美浜まちラボのとの共催で行われたこのイベントでは、登録有形文化財の記念式典や一般公開も行われ、約800人が参加しました。

式典では海上保安庁、美浜まちラボ、野間埼灯台ポータル委員会が登壇し、それぞれの観点から知多半島エリア活性化への期待や想いを語りました。

野間埼灯台は2022年に「登れる化プロジェクト」を達成し、参観灯台になったばかり。この日も多くの人が参加し、天気にも恵まれた頂上からの景色を楽しんでいました。

さらにサプライズで、灯台の上から「菓子まき」も!愛知県などでは結婚式などのお祝いの際にお菓子をまく風習があり、今回のイベントでもこの菓子まきが行われ、野間埼灯台を中心とした地域活性化の前途を祝しました。

灯台の周辺ではキッチンカーの出店やハンモックの設置など、訪れた人が楽しみながらゆったりと過ごせるコンテンツも。また、野間埼灯台名物でもあるプロジェクションマッピングも実施。高さ18メートルの白い塔形を活かした迫力あるマッピングで、夜空を彩りました。

今後、事業はさらに本格的に進んでいく予定とのこと。野間埼灯台にまつわる調査研究や、観光などでへの利活用の検証・試験を実施しながら、野間埼灯台をはじめとした知多半島エリアがさらに活気あるまちになるよう取り組んでいきます。