島一周クルージングや特製弁当も!水仙の季節を楽しむ「男木島灯台水仙祭り」【香川県高松市 男木島灯台】

2023/03/27

豊かな自然と、そこに暮らす人の生活が息づく瀬戸内海の島々。香川・高松市に属する男木島(おぎじま)もそのひとつです。

(男木島観光協会提供)

高松港からフェリーで40分ほど。一周約7キロメートルの小さな島で、その北端にたたずむのが「男木島灯台」です。明治時代の初点灯以来、島の周囲の海上交通を見守ってきました。

(男木島観光協会提供)

冬の灯台といえば、周辺に水仙の花が咲く場所も多いことで知られていますが、男木島灯台でも水仙の花と灯台の美しい姿を見ることができます。灯台の近くにある高台には水仙が群生する「水仙郷」もあり、海と灯台、そしてこの時期にしか見ることのできない水仙の花を一緒に楽しめるのだとか。

(男木島観光協会公式サイトより)

2023年2月11日(土・祝)には「男木島灯台水仙祭り」が開催されました。

普段は見られない男木島灯台の内部も公開され、瀬戸内海を行き交う船を眺めながら、100年を超える灯台の歴史に触れる機会にもなりました。
また、高松と男木島を結ぶ定期船として活躍していた「めおん」を特別チャーターしての男木島一周クルーズや、船内でいただけるオリジナル船弁当などのスペシャルコンテンツも用意され、天気にも恵まれた当日は島を訪れた多くの人でにぎわいました。

島の玄関口でもある男木港では、島の漁協や飲食店が出店するバザーも実施されており、新鮮な海の幸の販売や、水仙の花を使ったワークショップなども行われました。親切でフレンドリーな島の方々とのコミュニケーションを楽しむ人の姿も!

男木島は人口150人ほどの小さな島ですが、2014年に小・中学校の運営が再開されてからは移住者も増加。ファミリーでの移住も多く、子どもたちの姿も増えたといいます。

山と海、そして花々のおりなす美しい自然が広がる島で、人々のにぎやかな声が響いた「男木島灯台水仙祭り」。来年以降の開催にも期待が寄せられています。