灯台の上で灯台の仕組みを学び、灯台の下でお菓子をキャッチ「灯台ホリデイ」【北海道函館市 恵山岬灯台】
2024/08/07恵山岬灯台(北海道函館市)がある恵山岬灯台公園で7月27日(土)、海と灯台を感じながら休日を過ごすイベント「灯台ホリデイ in 恵山岬灯台公園」が開催されました。
地域住民・行政(函館市)・地域の企業などで構成する「恵山岬灯台活用協議会」の主催。昨年度は「海と灯台プロジェクト」の「新たな灯台利活用モデル事業」の助成を受けて実施しましたが、今年からは自主財源で運営費をまかなえるようになり、灯台がある函館市椴法華(とどほっけ)地区の若者グループ「RISEMAN」が中心となって企画・運営を進めてきました。
当日は小雨が降り続くあいにくの天気でしたが、この日を楽しみにしていた子どもたちや地域住民の皆さんが朝から続々と来場。イベントに合わせて一般公開された恵山岬灯台では、バルコニーから360度の景色を見渡し、海と山にはさまれた岬の風景を実感したり、ガラス張りの灯室で灯器やレンズを見学し、灯台が光を放つ仕組みを学んだりと貴重な体験ができました。
灯台に隣接する旧官舎でも、恵山岬灯台の歴史に関するパネル展示や、近隣の灯台で使われていたレンズなどの展示が行われました。
ステージでは、函館海上保安部による海と灯台に関するマルバツクイズの時間もあり、楽しみながら地元の灯台についての知識を深めることができました。
恵山岬灯台では初の試み「灯台菓子まき」には、函館市の大泉潤市長が参加。灯台の下で待ち受ける来場者の頭上に雨あられのようにお菓子を降らせ、お祭りムードを盛り上げました。
このほか、ステージイベントや地元海産物・水産加工品や飲食物の販売、抽選会などが行われ、来場者は灯台の下で過ごす一日を楽しんでいました。
恵山岬灯台活用協議会会長の北條壮史さんは「あいにくの小雨の中開催となってしまいましたが、想定以上の方が来場してくださり、『来年も来ます!楽しかったです』『いつか自分もRISEMANに入りたい』といった声も聞けたことが嬉しかった。今後はさらに、函館市東部4地域が連携して盛り上げていけたらと考えています」と話していました。
RISEMAN(Instagram)
https://www.instagram.com/riseman_todohokke/
文 佐々木康弘