「海上すもう大会」も実施!周遊バスで灯台へ行こう【新潟県新潟市 角田岬灯台】
2019/08/16佐渡島に本土側では最も近く、毎年多くの海水浴客でにぎわう新潟市西蒲区の角田浜(かくだはま)。その浜を見下ろす角田岬の一角に佇むのが、佐渡に沈む美しい夕日が見られる絶景ポイント「角田岬灯台」です。昭和34年の初点灯から佐渡海峡を渡る全ての船舶に光を届け、地域の海の重要な道しるべとして人々の安全を守ってきました。駐車場から灯台へと至る道の途中には、その昔、源義経が頼朝に追われ、奥州平泉へと海路で逃れる際に舟と共に身を隠したとされる名勝「判官舟かくし」が荘厳な顔を覗かせます。さらに進んで険しい階段を上がるとようやく灯台に到着。まずは眼下に広がる日本海のパノラマを楽しみましょう。浜からの高低差40mという角田岬灯台をシンボルとする角田浜で、7月27日(土)に第5回「海上すもう大会」が開催されました。天気も良く、心配されていた高波もおさまり絶好の相撲日和となったこの日、100人弱の挑戦者たちが海上に設置された土俵の上で熾烈な戦いを繰り広げました。部門は子どもの部、男性の部、女性の部の3つで、参加条件は「泳げる人」。勝敗ルールは “海に落ちたら負け”の勝ち抜き戦です。小学生の相撲大好き少女が次々に少年たちを打ち負かす姿に歓声が上がり、女性たちの拮抗する取組は手に汗にぎる名勝負だったとか。一方、コスプレによる白鵬 vs レゲエアーティストの迷勝負(?)もあり、観客は多いに沸いたそう。大会を主催した角田地区コミュニティ協議会によると「将来的には本物の力士を呼べる大会にしたいですね」とのことで、新潟の夏を代表するイベントにするべく来年は夫婦対決も検討しているとか。すもう対決以外にもスイカ割りやタッチングプールなどのイベントも行われました。総勢420人以上の方々が参加して盛り上がった今年の角田浜の夏の催しは終了しましたが、角田岬灯台のたつ西蒲区では現在、周遊に便利な「にしかん観光周遊ぐる~んバス」が運行されています。こちらは、8本の源泉が湧く人気の温泉エリアと、角田岬灯台を含むシーサイド、トレッキング、美食が体験できる新潟ウエストコースト「にしかん」を巡る周遊バスです(~12月29日までの土日限定)。それぞれの停留所付近には見どころがたくさん。角田岬灯台のロマンススポットであるカフェ&レストラン「燦燦CAFÉ」では、「恋する灯台」プレート」を手前に角田岬灯台を望むことができます。カップルの記念撮影にもバッチリのロケーションですね。他にも角田山麓のワイナリー「カーブドッチワイナリー」、新潟の奥座敷・岩室温泉の地酒として明治18年に創業された「宝山酒造」などを訪れるのにもとても便利なサービスです。1日フリーパスが500円とお手頃価格なので、便利に賢く使って角田岬灯台の夏を満喫したいですね。